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14.十年前の自分に伝えてあげたい

とあるバーで知り合った方が、人手を探していたので人材会社に勤めていた私は、「お、もしかしたらお役に立てるかもしれません。よかったら。」と名刺を渡しました。

結局その件は、知り合いが協力してくれたそうで無事に済んだとのコト。

それから1年後。
またそのバーに行ってお酒を飲んでいると、ふと彼女のことを思い出し、今の仕事が彼女の仕事に役立つかも、とメールをしてみました。

「ご無沙汰しております。」

すると、「ぜひ一度詳細を伺ってみたいです。」との返信が。


結果的に、現時点では現場の要望に応えるための機能が不足しているため、その機能が実装出来次第、改めて提案させてもらうことになりました。


本題はここからです。
打合せの前日に一通のメールを受信。

「ルーさんのことを上司に話したら『10年ほど前にお世話になったことがある』とのことでした。」

との一文と添付画像が。

画像には、私の昔の名刺が写っていました。

そして打合せ当日。
打合せが終わった後、ずっと奥で電話をしていたその上司の方が挨拶したい、とのことでお会いすることに。

マスク越しではありましたがぼんやりと見覚えのある顔。
そして名刺の名前を見て記憶が鮮明に蘇りました。

「ああ!渋谷のオフィスに直接訪ねてきてくださいましたよね!
覚えています!まだ異動したてで、ほぼ新人の私なんかが社長の○○様の対応をして良いのかと思って、必死でした!笑」

『いえいえ、あの時は本当にお世話になりました。』とニコニコしながら口数少なく受け答えをされる社長。


挨拶を終え、オフィスを後にし、駅へと向かう間、とても心があたたかくなったのですが、まだ続きがあります。

帰社後に担当者である彼女にお礼メールを送り、その翌日。

返信メールにはこう書かれていました。

『ルーさん、昨日は駅から遠い中、お話に来てくださりありがとうございました。○○(社長)もルーさんには当時かなり助けられたとのことで、エクセルに保管されている過去の業務履歴を見て懐かしんでました。』

これを見て、ああ本当に自分の仕事(したこと)が人の役に立っていたんだなあ、と実感し、少し涙ぐんでしまいました。

こんな経験をさせてもらえるのは本当にありがたいことです。

これからも顧客の課題解決をし、それを自分の喜びとしていけるようにがんばろうと強く思いました。


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