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将棋を独学する上で困ったこと

どーもこんばんは。がばなーです。

今日は「将棋を独学する上で困ったこと」について述べていきます。

これまでの経緯

わたしはほとんど独学で将棋を勉強しました。

対局はほとんどが将棋ウォーズです。これまで10分切れ負けを3600戦ほど戦ってきたので,インターネット将棋の実戦経験はそれなり,っていう感じです。1局あたり約12分と仮定すると,実戦に費やした時間はだいたい720時間くらいでしょうか。

しかし,他のひとと盤を挟んでリアル対局をした回数は,実は数えるほどしかありません。

本当は,将棋教室などに行って,良い指導者や一緒に切磋琢磨してくる仲間を見つけられれば良かったのかもしれませんが,他にもやりたいことがありましたし,年齢的にも30歳代のオッサンなので,二の足を踏んでいました。

そういった状態が数年間続いたため,勢い余って迫真将棋部という変なコミュニティに加入してしまうのですが,それはさておき……。

現代は将棋を独学する上で一番いい環境

これまでの歴史上,将棋を独学するための環境はいまが一番いいです。初心者さん向けの情報やアドバイスがたくさんありますからね。

いまは動画配信サイトなどで,たくさんの方が将棋動画をアップロードしていらっしゃいますし,本屋さんに行けばたくさんの棋書が売っていて,いろんな情報が氾濫しています。がばなーはもともと読書家だったので,さまざまな棋書を貪るように読んでいました(特に序盤定跡の本が好きです)。

将棋のソフトも強くなりましたしね,ネット将棋の対局相手もすぐ見つかるので,めっちゃ便利です。

ただ,その恵まれた環境を活かせるかどうか,どう活かしていくかは自分次第だと思います。

以前のわたしの悩み

将棋を独学するための環境は整っているのですが,すこし,困ったことがありました。

それは「将棋というゲームに関する情報が多すぎて,どのアドバイスを参考にすればよいのかわからない」ということでした。ある意味,それは将棋の醍醐味の一つですけどもね。

しかも,どのアドバイスが自分にマッチするかは結局,ケースバイケースなので,よくわからないんですよね。

だから,がばなーは初心者さんにこう言ってあげたい。「すべてのアドバイスを真に受けるのは危険だ」と。

他のひとからアドバイスを貰えるのはありがたいことですが,自分とマッチしていないアドバイスは取り入れなくても良いと思います。自分とマッチしていないアドバイスに固執して,わたしはだいぶ遠回りしてしまった気がしますからね。

また、我々の収集可能な情報のなかには、古い情報や間違った情報も散見されます。情報の真偽が不明瞭な場合,その情報を鵜呑みにするのは非常に危険です。

例えば、私を悩ませたアドバイスの代表例として、以下のようなものがあります。

「初心者はノーマル四間飛車がいいぞ!」
「奇襲なんてやっていても強くなれないぞ!」
「上達したいなら一つの戦法にこだわるべき!」
「プロの将棋を真似するな!」
などなど……

これらのアドバイスは部分的には正しいです。しかし、必ずしも、すべての人に当てはまるとは限りません。これらのアドバイスがどう私を困らせたのか、具体的な説明は後日、書きたいと思います。

的確なアドバイスは的確な質問から生まれる

独学の辛いところは、情報やアドバイスの良し悪しを自分自身で精査しないといけないところだと思います。

その作業をかわりにやってくれる指導者がいるかいないかで、将棋の上達速度は全く違ってくるでしょう(とはいえ、全て他人任せでは、大した上達は見込めないのかもしれませんが……)。

しかし、その指導者の方から良いアドバイスを引き出せるか否かは、良い質問ができるかどうかに掛かっています。変な質問には変な回答しか返ってきません。

これに関しても、最近、ちょっと面白い事例を見かけたので、今度、記事にしたいですね。

しかし、よくよく考えてみると、良い質問ができる、ということはその時点で9割がた、答えが出ているようなものなのですが……

総論

ということで,この記事ではがばなーが昔、困っていたことについてまとめました。将棋を独学する上で困ったこととは、情報やアドバイスの良し悪しをすべて自分自身で精査しないといけないことです。

そういった点で、きちんとした指導者がいるかどうかは非常に大きいポイントだと思われます。

ただし、残念ながら、優れたプレイヤーが優れた指導者になれるわけではありません。また,優れた指導者であったとしも,常に適切な指導ができるとは限りません。初心者さんの最大公約数に向けた指導法であったとしても,あなたにマッチするとは限りませんからね。

適切なアドバイスは受け入れるべきですが,適切でないアドバイスは無視しても良いのです。

おまけ

独学の環境は整っているとはいえ独学は大変なので,やっぱり将棋教室に習いにいくのが一番いいっすよ。まじでそう思う。

大阪梅田の将棋バーWarsにはわたしも何回か行ったことがあって,いい経験ができたと思います。良いお店ですよね。微妙に大阪駅から遠いので,たまにしかいかないけど。久しぶりに行きたいなぁ……。

おまけ その2

「絶対痩せるダイエット食品 〇〇〇〇」みたいな商品がよく売ってますね。ええ,こういうのって,すごく胡散臭いですよね。そういう胡散臭さはひと目見ればわかります。

それなのに,『絶対に勝てる!〇〇戦法!』とか,『超攻撃型戦法!〇〇〇〇』とか,『新時代の最強戦法!〇〇〇〇』とか,『〇〇〇〇戦法の極意』とか,そういう扇動的なタイトルの棋書をついつい買ってしまうのはなぜなのでしょうか?(がばなーはよく買います。)

「恐怖の武器商人」と揶揄される某出版社の存在もあり,こういったタイトルの棋書は増殖を続けています。

でも,経験上,こういった棋書を次から次へと乱読しても,あまり将棋は強くならないんですよね。

棋書を読むのであれば,1冊の本を理解が深まるまで何度も繰り返し精読する。それがポイントです。

おまけ その3

「すべてのアドバイスを真に受けるのは危険だ」というアドバイスは,ある意味,矛盾してますよね。でも,それが大切なんです。

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