今年度の入試は大チャンス
みなさん、こんにちは。教育情報マネジメントの蔵下です。
今日は大学受験の心構えについて、皆さんにお話をしたいと思います。
高校生の皆さんにとって、非常に、厳しい状況が続いているというふうに報道されているんですが、私の考えはまた逆で、今年の高校生、今年の高校3年生にとってみれば大チャンスだと思っています。今年の3年生ほど恵まれたという言い方は、言い過ぎかもしれませんが、これほどチャンスの学年はないと思っています。
志望大学と志望理由を決める
その理由は今から説明したいと思いますが、その前に、大事なことを申し上げますと、とにかく志望大学を早く決めてください。
「いろいろあって、決まってないんですよ」
あるいは、
「オープンキャンパスはなくて決まってないんですよ」
という方も結構聞きますが、やはり、志望大学を決めなければ、前に進むことができません。モチベーションも上がりませんので、こちらの資料にもありますように、志望大学の志望理由まで、しっかり明確にしていただきたいなというふうに思います。
では、今年の3年生がなぜチャンスなのかということについてお話をしたいと思います。
①18歳人口が減っている
まず1つ目から説明したいと思います。
まず1つ目が、18歳人口がさらに減少します。戦後一番、人数の少ない学年となります。去年の3年生と比べても、2万人から3万人減ります。基本的に進学率がですね、今、55%前後で推移していますので単純計算で考えても数万人単位で受験生が減るだろうというふうに言われています。
②浪人の数も減っている
次はですね。近年、浪人も減っています。浪人は年々、減っているんですけども、去年、センターが終了しましたので、去年の学年が安全志向で、去年もう大学に入っちゃってますので、今年は、東京や大阪のですね、予備校に聞いても、かなり浪人が少ないということが報告されています。
今この1つ目、2つ目の話をしただけでも、かなりライバルが減ったんだっていうことはですね、皆さんご理解いただけるのではないでしょうか?
③人が動かない→地方国立大はチャンス
3つ目はですね、数年は人が動かない。
これはまさにコロナですね。コロナの感染拡大で、人が動きませんね。どの都道府県に行っても、先生方はとにかく動かないだろうなと。また、動かすこともなかなか難しいと。「中央に行きなさい」とかあるいは「都会にに受験しろ」とかですね、今までのような受験指導はできないか、あるいはできにくくなっています。
となると中央の国立大学は逆にチャンスだと言われています。
中央の国公立大学はですね、東京や大阪に受験会場を設けたりするんですけども、最近、その一部の大学では、東京会場を止めますとかですね、というように、都市部の会場をを今年は取りやめるという動きも出てきました。
逆にそういう動きがですね、当然、地方国公立の受験生が減少につながりますので、逆にチャンスだということですね 。
④多くの国立大が出題範囲を限定
そして次です。多くの国公立大学が出題範囲を限定をしていると。
これも皆さんご承知の通りです。新聞、ニュース等でも報道された通りで、やはり「学びの遅れ」があるということで、文科省あるいは大学入試センターとしても一定の配慮を示しています。また各大学もですね、この状態については考慮するという風に言っています。
⑤評定平均の基準を緩和するところも
そして次です。評定平均の基準を緩和する動きもあります。こちらも、やはり今までは基準が高かった大学が今年に限ってはもうちょっと緩和をしましょうということで、かなり配慮されていますので、こちらもしっかり募集要項等で確認をしてください。
⑥景気後退で併願が減少
次、コロナで不景気となっているため、併願が減少。
これはもうコロナに限らず、過去のですね、景気交代の局面があった時の学年は、併願が減ります。当然受験校数が減ってきますから、一番下にありますように、全国の大学で受験生そのものが数が減りますから当然、これがまた景気後退とともに併願がへるという二つのこの理由で、大きく競争率の低下も予想されています。状況を見ていただいても皆さんかなりチャンスだというふうに思います。
おしまいになりますけれども、前向きに取り組んで頑張っていただきたいなと思います。
高校生にとって、新大学入試、今年の学年はチャンスだらけであるというふうに皆さんに申し上げて、エールを送りたいと思います。
参考
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