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JIRONシリーズ「LIFE」:#09 週休7日制なワタシ

休日今昔


今回は、勤め人の宝である「休日」について。

みなさんの会社は週休何日制でしょうか。

世の中的には週休2日などが一般的ですかね。

最近は大手企業でも週休3日制を導入してニュースになったりしてます。

最近は働き方改革の恩恵で、深夜残業も全くありません。

これは日本の世の中の労働市場の変化と、最近の働き方改革や自動化などが進んだ賜物です。

ワタシはいわゆる団塊の世代ジュニアで、高度経済成長期のモーレツ社員世代ではないのですが、それでも20〜30代前半の頃は少人数で社内ベンチャーのスタートアップに関わっていた繁忙期でした。

月曜から昼夜問わず働き、帰るのは夜中にタクシー、土日は家で仕事という日々を繰り返していました。帰れない夜は会社近くのサウナに入り、また会社に戻って朝方まで仕事、仮眠は会社のソファーということも珍しくありませんでした。

あのカオスの時代に比べたら、今は極楽に感じます。

それでも、今の若手社員からは、「あー、土日じゃ足りないよね、週休3日だったらいいのにー」なんて会話を聞いたりします。ここで前述の経験談をしても、「昔話オジサン」として疎まれるだけです。事実、以前うっかりこの話をしてしまったら若手に「それって、私たちにもそういう仕事の仕方をしろと暗に言ってるんですか」と詰め寄られたことがあるので、懲りてます。ワタシが敬愛するタレントの高田純次さんが、歳を取ってからしてはいけない話は「説教」「昔話」「自慢話」の3つだと説いておられましたが、まさにそんな感じでしょう。


週休7日制のワケ​


ワタシは都内の某企業に勤務していまして、超ホワイト企業、かつ強固な組合もあるので、いわゆる週休2日制で土日祝日はしっかりお休みできます。

会社が週休2日制にもかかわらず、タイトルに「週休7日制」となっているのは、決して、私が投資で成功しfireしているとか、サムネ詐欺的なおとりタイトルではありません。実際にワタシは7日制だと「思いながら」生活しています。

つまり、毎日の仕事が終わった夕方からを「第一休日」「第二休日」と金曜夜の第五休日まで設定しているので、正規の土日を合わせると週休7日制になる、という寸法です。

こう書くと、「仕事終わってから寝るまでなんて、ほとんど時間もないし、疲れて何もできないじゃないか」と思われるかもしれません。せいぜい音楽を聴いて、SNSの動画観て、シャワー浴びて、寝るくらいでしょうと。

しかし、仕事の後を平日の残り時間とするのではなく、「第○休日」と意識すると、同じ事をしていても気分が変わるものです。おにぎりを家の中で食べるよりも、晴れた公園で食べる方が美味しく感じるようなものです。

休みが丸1日の必要がある場合は、遠方に出かけるとか日中のイベントに行くとかだと思います。しかし、日常生活で年中イベントに行ったり、毎週2泊の宿泊をしている人は多くないでしょう。

たいてい、休日が丸1日あったとしても、数時間で出来ることを積み上げて生活していることが多いのではないでしょうか。

映画を観る、買い物に行く、ジムに行く・・これらを平日の夜(第○休日)に実現してしまうことで、元々の週休2日がより有効に使えます。そんなこと休日だと考えなくてもフツーにやっている、と思われるかもしれませんが、「仕事の後に事を済ます」という意識と、「自分の休みを能動的に活かす」という意識は異なります。

仕事後を休日と割り切ることで、リフレッシュが早期に行えます。仕事が終わっても仕事が気になっていたら、身も心も休まりません。

宿泊の場合も、土曜の朝から出発するより金曜の仕事終わりから目的地に出発した方が、2泊感が味わえますし現地での時間も有効に使えます。2泊はお金がかかるしなー、という方でも、車での移動なら金曜日の夜は目的地の近くのスーパー銭湯+道の駅の車中泊で良いのです。都内での仕事の後、真夜中の田舎で満天の星空を満喫する、なんて贅沢なこともできます。

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休日とは何か


数年前までは、金曜の仕事終わりを「第一土曜日」と位置付け、週休3日制と勝手に思い込んで生活していました。(第一次休日解釈期)これだけでもとってもお得な気分になります。何しろ一年中、毎週末が3連休なのです。これに祝日がくっつくようなら、もうプチゴールデンウィークの気分です。

そのうち、ふと「休日」とは何かを考えるようになりました。(第二次休日解釈期)

ワタシの解釈では、休日とは「会社が」休みの日ということで、中心が会社になってしまっています。いやいや「自分が」休む日だ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事から離れて心身を休めるという時点で会社や仕事が中心になってしまっていることには変わりありません。

会社や仕事のサイクルを中心に人生が設計されてる気分になりませんか。

本当に私たちが求めているのは「じぶん時間」「じぶん日」だとワタシは思うのです。私たちの人生は「会社の仕事」と「休み」の2要素で構成されているのではなく、「会社の仕事」と「じぶん時間」で構成されていると考えて人生を俯瞰すると良いと思います。

冒頭では分かりやすく「第一休日」と書きましたが実際は「第一じぶん日」「第二じぶん日」と思っています。「時間」としていないのは、その方が、より長く感じられるというだけですが 笑

本来は、ベン図の一番大きな枠が「じぶん時間=人生」なのですが、社会人の現実として、人生を維持するために会社で費やす時間や稼働は相当なものなので、まず第一ステップとしては「会社の仕事」と「じぶん時間」を並べると良いと思います。

これだけでも自分を人生の主人公と位置付け、世の中の真ん中に立つ視点が得られるのです。


1度きりの人生を、自分自身の手に


最後までお読みいただき、ありがとうございました。徒然なるままにJIRONシリーズを連載しているのでご興味あればぜひ!








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休日のすごし方

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