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【勝手な詩】 沈黙の対話

無音の部屋で、静寂が声を放つ。
壁は呼吸し、床は心臓の鼓動を感じる。
窓なき窓から、無色の光が溢れ出る。
影が壁を這い、形を変える。

時はそこに留まり、
言葉は空気と融合する。
この部屋で、思考は音を失い、
感覚だけが、静かに踊る。

私たちは沈黙の中でさえ、
会話を続ける。
目に見えない手紙を書き、
見えないインクで、空白のページを埋める。

ここは無音の部屋、
静かな海。
心の奥底に沈むまで、
ただ、聞く。

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