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うつわの基本 ①

そもそも民藝ってなんなん???

陶芸って気難しそう。
陶芸品って高いんでしょ。
それから安い器でええわっ

数年前までそーいって「陶芸=大人のたしなみ」的なイメージが強かった気がするが、
ちょっとした器ブームもあり、ここ数年でイメージもだいぶ変わってきた。

noteも再開していい機会なので改めて「器の基礎」を学び直し、
ここでその記録を綴って行こうかなと思います。

ってことで今回は、器の歴史を辿っていくと避けては通れない「民藝」について、

そもそも民藝ってなんなん???

作家がつくった手仕事の作品が「民藝」なんかな?
くらいに思っているくらいの人に向けて書いている。というよりもボクも勉強中の身、、、、
そもそも民藝とは何でしょう?


「民藝」という言葉は「民衆的工藝」の略で、思想家の柳宗悦さんによって作られた造語です。
柳宗悦さんはそれまで下手物とされてきた、庶民が使ううつわや生活道具の中に、美的価値を見出しました。美術品ではない無名の工人が民衆のために作る日用雑器、そこに初めてスポットライトをあて、美を見いだしたのが柳宗悦であり民藝なのです。こうした新しい美の基準の発見はとても画期的なことでした。

なるほど、いままで下手物として扱われていた、
無名の職人が作った庶民のうつわや生活道具に美を見出すという価値観を見いだされたものなんすね。
今で言うところの編集力に近い感覚なのかな?面白いっ。

柳宗悦さんが定義した「民藝品」の条件に下記の8つがあります
実用性:観賞のためではなく、実用性を備えていること
無銘性:無名の職人によってつくられたものであること、
名をあげるための仕事でないこと
複数性:民衆の需要に応じるため、数多くつくられたものであること
廉価性:民衆が日用品として購入できる、安価なものであること
地方性:色、かたち、模様などに土地の暮らしに根ざした地域性があること
分業性:量産を可能にするため熟練者による共同作業でつくられていること
伝統性:先人が培ってきた技術や知識の蓄積にのっとっていること
他力性:個人の力よりも気候風土や伝統などの他力に支えられていること

なるほど「民藝」って高貴な物ってイメージがあるけど、
コレを読むと民藝がすごく身近な物になってきませんか????

こんな感じでうつわを楽しむための知識を定期的にポストしていこうと思います。
次はいつになるかわからないけど宜しくです。

民藝は取り扱っていないけど、
皆さんの自宅での食事のテンションを少しでも上げる食器を取り扱ってます。
threetone

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