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【中華でOK?】一体型カーボンハンドル、シートポスト、TPUチューブなどなど

前回の初投稿で、中華系のシフター(デュアルコントロールレバー、ブリフター)について書きました。

今は11月12日、アリエクさんで独身の日セールが始まり、ブラックフライデーセールを控えたタイミングということで、それ以外のパーツについて購入する際の僕なりの基準についてもお伝えできればと思います。


そもそも中華通販ってリスクがあるんじゃないの?

まず、国内でも通販であれば「思ってたんとチガウ…」というリスクはありますが、長年の様々なレビュー記事から中国通販に関する信頼性に疑問を持っている方も多いと思います。

結論からお伝えすると、「現状の価格差と精度から、リスクは低くなっている」というのが僕の認識です。

価格差に関する考え方

商品の価格には、製造原価以外にも、広告費を含む諸経費、ブランドの持つ価値などが乗っかっています。中国では経済や流通網の発展によって、市場規模も相まって経費効率が上がっていることが想定されます。加えて、ロードバイク関連市場ではブランド価値は発展途上のため、そこに関しては各企業が鋭意努力中というところでしょうか。

14億人市場での諸経費の効率性、ブランド価値が発展途上であることを考えると、同じクオリティのものが日本より安いのはある意味当たり前のことになります。

製品の精度に関する考え方

食品安全性などのニュースなども含め、人口規模が10倍以上違う国同士のため、「大量生産製品の前提が違う」というのは聞いたことがある方も多いかと思います。1億人規模、10億人規模の中では、特定の需要層に販売するにも生産優先か精度優先かの前提が異なります。とはいえ、市場開放以後にマーケティングやブランディングに関する情報も広がっているのならば、企業側にも粗悪品を販売するリスクの認識は広がっています。

総じて、日本であろうが中国であろうが、企業活動を継続して行いたいのであれば製品の品質精度は改善する圧があるということになります。

購入リスクに関する個人的基準

上記の2点から、個人的基準としては以下のようになります。
・価格差が購入の理由なら検討対象
・メーカー・販売者の信頼性を確認できなければ買わない

もちろん、たまたまハズレを引いていないからではなく、相応に失敗もしての基準です。

購入時の具体的な考え方

価格が著名ブランドより大幅に安いけど大丈夫?

一体型カーボンハンドルを例にとると、4~5万円、ショップで買えば10万円近くなることも珍しくありません。アリエクスプレスのセールでは、1万円!?となります。

安心とブランド価値に10万円出せる人はこの記事を読んでいないと思います。店舗でフィッテイングして、ご自身のポジションにピッタリ、軽量で剛性にも不満がないハンドルを選んでいることでしょう。

この記事が刺さるのは、「ロードバイクをカスタムしたいけど予算は限られている…」という方かと思います。そういった方向けに言うのであれば、「ハズレ引いたところであんまり問題なくない?」というところになります。初期不良はめんどくさくても販売者に連絡する手段もありますが、泣き寝入りしても複数回頼んで金額的に損ではありません

例えば、一体型ハンドルの場合はステムありの場合と比べて、仮想ステム長では若干感覚がズレます。フィッティングなしの場合、80mm想定で短い/長いから、長さを変えたいということが生じうることになります。別の長さが欲しくなった時に買い直しが選択肢に入ることは、通販で購入する際に大きなメリットになるのではないでしょうか。
ただ、折れたりなどの致命的な事故に関しては取付前の検品を徹底するしかないのですが…。検索しても最近のブログ等で「中華の失敗!」みたいなのがないのが安心材料ですかね。

ちなみに、DEDAのalaneraを例にとると、国内流通価格と10倍ほどの価格差が出ています。OEMの関係でしょうかね。

どのメーカーが信頼できるか分からない

僕にもわかりません、というか責任を持てないというのが本音です。それでも基準化している点を言えば、
・(良否問わず)古めのレビューがある
 →不良品ばっか売ってたら潰れてるんじゃない?
・公式サイトを持っている
 →問い合わせフォームがあればなお良し
・amazonなどに同一商品がある
 →日本人のレビューを参考にできる
・ロゴ付き以外は(あまり)販売しない
 →ブランド価値の向上を重視しているはず
といったところです。

安めのパーツで試してみて、メーカーを評価するのも有効な手法だと思います。僕の場合は軽い気持ちで買ったサドルが人生のベストフィット&高精度であったため、パーツは基本的にはそのメーカーのものを買うことにしています。

個人的購入事例晒し(価格は2024年11月現在)

サドルで当たりを引いて以降、サイト等も見つつ、ロードバイク本体に組み付けるパーツについては「TOSEEK」というメーカーのものを選んでいます。「TOPEAK」みたいな名前ですね!

サドル(2千円台!)

樹脂ベースで薄めのEVAクッション素材付き 185g


一体型カーボンハンドル(1万円前後!)


これが大当たりで継続購入を決めた 400g以下

ボトルケージ(1500円以下!)

統一したくて買った 1個29g

シートポスト(2000円台!)

切ればもっと軽くなる 240g

このメーカーなら絶対大丈夫!という太鼓判を押すものではありませんが、上記は全て問題なく使えています。

ちなみに、電動ポンプとTPUチューブも特定メーカーのものを使っているので、合わせてご紹介します。

電動ポンプ(5000円以下!)

パンクのストレスマイナス90%

TPUチューブ(700円くらい!)

ポンプの種類によってはこれじゃないと空気が入れられなかったり…

まとめ

個人的経験やプロダクトに関する基本的な考え方から、中華通販の商品に関しても条件を満たせば安心して購入しています。カスタムやブランド価値に十分に資金投入できる人にはおススメしませんが、ロードバイク趣味で安価で意義ある投資をしたい人に対しては、失敗の可能性を含めても金銭的価値を見出せるだけの魅力が中華通販にはあります。
国内産業の隆盛に関心があれば、国内流通のものを優先してください。初投稿の記事を作る際にも実は気にしていた部分ですが、考慮できる方は一考すべき部分かと思います。

当記事記載のメーカーについては、「自分が使っているメーカーは絶対大丈夫!」と言えるほどの責任は持てませんが、自分なりの基準からなぜそのメーカーを信用しているかはお伝えしました。

当記事でカスタムに挑戦したい方が増えれば幸いです!

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