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#35 俺たちに明日はない(1967)

1930年代初頭の大恐慌時代、職がない前科者と刺激と愛を求めたウェイトレスが出会い、全米を揺るがす犯罪者カップルに...

大恐慌時代の失望と無力感、やり場のない怒り。そんな絶望の時代の産物だと言われたボニーとクライド。
権力の言いなりにならない。やりたいことをやる。

やや冗長ながらこの二人の逃避行を見続けてしまうのは、映画を観るという行為が現実から逃避する一つの手段であり、既成の価値観を揺るがされ、どこかで浄化されてるからかもしれない。

87発の「死のダンス」は今見ても圧巻。
主役二人はもちろん兄夫婦を演じたジーン・ハックマンとエステラ・パーソンズも見逃せない。
名作です。

しかし、フェイ・ダナウェイがタバコをくわえる姿はめちゃくちゃ絵になるな~。

ハプニングがあったものの2017年のアカデミー賞のプレゼンターとして二人が登場した時は嬉しかった。


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