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【遊戯王】デッキビルドパック「エンシェント・ガーディアンズ」は高騰するのか?

遊戯王 OCG デュエルモンスターズ デッキビルドパック ミスティック・ファイターズ BOX

こんにちは、「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者、後藤寛です。



遊戯王では定期的に発売されるレギュラーパックの他にも発売されるパックがあります。

 

そのうちの一つが「デッキビルドパック」で、2021年3月6日に「エンシェント・ガーディアンズ」が発売されます。


「プリズマティックゴッドボックス」や「プリズマティックアートコレクション」のような限定商品と違って、定期的に新BOXが出るシリーズです。

 

「プリズマティックゴッドボックス」や「プリズマティックアートコレクション」がすぐプレミア化した事で、「デッキビルドパックも高騰するのでは?」と思った人もいると思います。

 

しかし、「デッキビルドパック」はすぐ高騰するタイプのBOXではありません

 

それはしばらく再版されるBOXである事も理由ですが、この「デッキビルドパック」の構造上の問題が多分に含まれています。

 

今回のブログでは「デッキビルドパック」の特徴と高騰しにくい理由について解説します。


遊戯王OCGデッキビルドパックとは?

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デッキビルドパックには、3つのテーマ(カテゴリー)が収録されています。

 

「このパックだけでテーマデッキを作れる」事をテーマにしているようで、新テーマのカードを中心になっています。

 

遊戯王は20年以上続いているため、デッキを作ろうと思っても過去のカードが再録されていなくて構築しづらい面があります。

 

そのため、一つのBOXで新テーマが作れるBOXの存在はありがたいです。
(汎用カードなどは別に集める必要がありますが)

 

遊戯王デッキビルドパックが高騰しにくい理由

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デッキビルドパックは新規プレイヤーや新デッキを手軽に作りたいプレイヤーには嬉しいBOXと言えます。

 

しかしその性質上、短期間で高騰することはほとんどないBOXでもあります。

 

1~2年は再版される

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デッキビルドパックは通常BOXやストラクチャーデッキと同じレギュラー商品のため、発売後も再生産されます。

 

「プリズマティックゴッドボックス」や「プリズマティックアートコレクション」の高騰は収録内容に加え、限定品で再生産がほぼされない事が大きな理由でした。

 

長期間販売されるレギュラー商品は、どうしてもプレミアがつきにくくなります。

 

+1ボーナスパックがない

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最近ではレギュラーBOXが高騰しやすくなっていますが、それは初回限定生産の「+1ボーナスパック」にの存在があるからです。

 

「+1ボーナスパック」はその名の通りレアカードが必ず入っているパックがおまけでついており、その中にしか入っていないプリシクは初動5万円前後で取引されます。

 

初回限定生産の限定性と激レアカードが、通常パックの価値を大きく上げています。

 

しかし「デッキビルドパック」には初回限定生産は存在しないため、そうしたプレミアも尽きません。

 

専用デッキ用のカードが中心

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「デッキビルドパック」は新テーマのデッキをすぐ組めるのが大きな魅力です。

しかし逆に言うと、環境デッキに入るような汎用性の高いカードや強化カードが収録されてない事を意味します。

 

そのため、新デッキに興味のないプレイヤーは買い控える事も多く、人を選ぶタイプのパックといえます。

 

収録カード枚数が少ない

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「デッキビルドパック」は通常BOXに比べてカードの収録枚数が少ないです。

通常パックの80種類に対し、「デッキビルドパック」は45種類と半分以下です。

 

欲しいカードが手に入りやすくなっていますが、その分強力なカードや再録カードの数も減ります。

 

また収録枚数が少ない事で必要なカードがすぐ集まり、シングルカードが市場に出回りやすい面もあります。

 

環境上位になるデッキがないと需要が下がる

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近年は投資やコレクション目的のカード収集が増えていますが、カードゲームはあくまで対戦するものです。

そのため環境で必要となるような強力なカードやデッキは価格が上がります。

 

デッキビルドパックは専用デッキが作りやすい分、デッキパワーは収録カードによって大きく変わります。

 

その中で環境に躍り出るデッキは決して多いとは言えず、デッキとして強くないと当然需要も下がります。

 

とはいえ、【閃刀姫】や【ドラゴンメイド】のように環境上位のデッキも存在していて、それらが収録されたパックは高騰しています(後述)

 

現在高騰しているデッキビルドパック

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高騰しにくいデッキビルドパックですが、現在プレミアがついているBOXもあります。

 

「ダーク・セイヴァーズ」はかつて環境上位に入っていた「閃刀姫」が、「ミスティック・ファイターズ」には近年強化を受けて大会レベルにまでのし上がった「ドラゴンメイド」が収録されています。


「閃刀姫」と「ドラゴンメイド」 はどちらも女性イラストが中心で、イラスト人気が高いのもプレミア化の理由になっています。

 

通常パックも絶版になればジワジワ価格が上がりますが、上記2種は比較的高額になっているので紹介しました。


最後に

・デッキビルドパックは高騰しにくい
・時間が経てば価値が上がるが、年単位の時間がかかる
・環境に出るカードや女性イラストのカードがあれば人気が出やすい

 

いかがでしたか?

 

デッキビルドパックは新規テーマが出てくる面白いパックですが価値が上がるかというと微妙で、かなり時間がかかります。

 

ただ今回の新作だとダークシンクロっぽい動きができて、かわいいクマが巨大ロボットっぽくなる「ベアルクティ」がかなりツボです。

 

デッキ作成のためにBOXを買うかシングルで集めるか悩んでいる自分がいます。

 

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