【ポケカ】ポケカバブル崩壊？ BOX・シングルが下落した理由３選
今回の記事を読んでわかる事
✅ポケカが暴落し始めている理由
✅ポケカバブルはこのまま崩壊するのか？
✅今からでもポケカ投資を始めるべきか？
こんにちは、「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者、後藤寛です。
去年から高騰を続けていたポケカですが、先月あたりから一気に暴落が進みました。
理由はメーカーの再販体制が整ってBOXの供給が需要に追いついた結果、メルカリなどでBOXの値引き合戦が行われています。
私もTwitterやこのブログで「ポケカは再販体制が整えば価値が落ち着く」と書いていたので、予想通りといった感じです。
【関連記事】→ 【ポケカ】イーブイヒーローズ買い占めによる高騰・在庫不足問題について
今回の暴落は「来るべき時が来た」感じなので、ポケカに詳しい人は私のブログを読んでいた人は聞き回避できたかと思います。
ただポケカ全体が暴落しているわけではなく、高騰しているBOXやシングルカードももちろんあります。
今回の記事ではポケカが暴落している理由と、今後もポケカを集めるべきかについて解説します。
結論から言うと、将来的に見てまだまだ価値は上がるので知識を身に着けつつ集めるなら全然するべきです。
ポケカ暴落が始まった理由３選
冒頭でも書きましたが、１１月のポケカ暴落の理由はBOXの大量再販が理由になります。
メーカーの再販体制が整い、BOXの供給が需要に追いついた
近年（特に２０２１年）のポケカ高騰の理由は、過剰なポケカバブルに供給が追い付かず、新作パックが手に入らない異常事態が続いたためです。
転売目的の購入が激増したことにより、発売日にはプレミア価格のついたBOXがメルカリに出品されまくる状態でした。
そのため純粋なプレーヤーや子供が手に入れられず、ポケカを引退をツイートする人が増える始末でした。
BOXが売れるのはいい事なのですが、プレーヤー離れが起きてしまうとポケカ自体終了の危機になるため由々しき問題です。
メーカーも十分理解しており、今年の夏頃から再版体制を強化する告知をしていました。
強化拡張パック「イーブイヒーローズ」品薄のお詫びと再販について
平素より弊社商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
5月28日（金）発売商品、強化拡張パック「イーブイヒーローズ」につきまして、全国的に品薄の状況となっていることを確認しております。
楽しみにお待ちいただいているお客様並びに販売店の皆様にはご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
強化拡張パック「イーブイヒーローズ」につきまして、お求めいただいているお客様に届けられるよう、出荷の継続と合わせて、再生産に着手しております。
その他の発売済みの不足商品につきましても、順次再生産と再販を進めてまいります。
今後も、少しでも多くのお客様にお届けできるよう取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
そして１０月頃に再販体制が整ったのか、市場にポケカのパックが徐々に出回るようになってきました。
定価＆実店舗で買えるならプレミア価格の物を買う必要がなくなり、転売目的の商品が売れなくなった結果暴落したわけです。
暴落と言っていますが、厳密には転売目的だった価値が正常に戻っただけと言えます。
再販BOXで当たるカードが軒並み正常価格に
BOXの再販体制が整うという事は、収録されているシングルカードの価格も落ち着くという事です。
ポケカ暴落の象徴としてよく挙げられているのが上記の「マリィ（SR）」です。
画像右下のグラフを見れば一目瞭然で、８月時点では８万円台だったのに、現在は２万円台にまで下落しています。
「マリィ（SR）」は２０２０年１１月に発売された「シャイニースターV」に収録されていたカードですが、パック自体が高い人気持つためずっと品薄状態でした。
パックを買えなければシングルカードで手に入れるしかなく、マリィは高騰を続けていました。
しかしパックが再版されて手に入りやすくなった事で自然と価格が下がったわけです。
同じように再版されたパックのシングルカードは軒並み価格が下がっているので手に入りやすくなっているのはプレイヤーにとって朗報です。
限定品が抽選から受注発注になり、高騰祭り終了
今月話題となったのが、「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」の受注生産対応です。
「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」は元々通常販売商品だったのですが、予約や抽選が殺到したため希望者の大半が手に入れることができませんでした。
そこでメーカーは予約・抽選で外れた人にメールで「全員に受注生産として販売する」と連絡しました。
つまり注文者全員に「25th ANNIVERSARY GOLDEN BOX」を入手できるため、純粋に商品が欲しい人にとって最高のサプライズと言えます。
反対に転売目的の人にとって最悪の展開のため「見事な転売対策だ」と話題になりました。
人気商品の受注生産はメーカー・プレイヤー両方にメリットしかない販売方法なので今後も採用してほしい所です。
今後、ポケカバブルは崩壊するのか？
今回のポケカバブル崩壊騒動により「ポケカはもう終わりだ」などという人もいます。
もちろんそんなことはなく、ポケカは展開を続ける限り愛され続けますしレアカードの価値も上がります。
そもそもバブルはいつか弾けるのが当たり前だからからこそバブル（泡）と呼ばれている訳です。
バブルが崩壊しても、それは異常だったもののが元に戻るだけなので冷静に対処しましょう。
大会景品や再版終了したBOXのレアカードの価格は安定
ポケカ暴落と言っても、下がっているのは再販されたBOXやその収録カードだけです。
どのカードゲームでもレギュラーパックは発売から１～２年すると再販自体が終了し、市場に出回らなくなります。
どれだけ人気商品であっても販売を続けていれば欲しい人が減って売上が落ちるので、これは当然と言えます。
特にポケカやMTGのようなスタン落ち（一定期間を超えたシーズンのカードはゲームで使用できなくなる）が存在するTCGでは、「スタン落ち＝販売終了」と考えるべきです。
上記画像の「かんこうきゃく（SR）」や「ルチア（SR）」はすでに販売終了したパックのカードなので下落はなく、今後も高騰します。
中央の「リーリエ（SR)」に至っては大会景品のため今回の再版とは無関係の価値を持っています。
限定商品は再販されず高騰維持
再版が続いているといっても、一部では再版されずに価値が上がっている物もあります。
２０２１年８月に郵便局で販売された「ポケモン切手BOX～ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット～」は定価４０００円ですが、現在メルカリで２万円前後で取引されています。
「ポケモン切手BOX」も限定商品でありますが、
・郵便局とのコラボ商品なので気軽に再版できない
・収録内容がゲームに必須レベルではないので対戦で必要なわけではない
上記の理由から再版する必要性がないと判断されている可能性が高いです。
限定商品を再版しすぎると価値がなくなって顧客からクレームが来る可能性もあるので、プレミア目的で購入する場合はそういった事情も考慮する必要があります。
再販商品の価格は下落してもポケカ人気は上がる一方
何度か書きましたが、今回のBOX・カードの下落は再販体制が整った事による需要過多の減少が理由で、ポケカの今後を考えるとすごくいい事です。
高騰が続いて離れていたプレイヤーも戻ってくるでしょうし、ブームで増えたユーザーが残ってくれればコンテンツの活性化に繋がります。
ポケモンカード自体が２０年以上続いている人気コンテンツですし、何よりポケモンそのものが世界中で愛されています。
一部商品は暴落しましたがポケモンカード全体の人気は高く、年単位で見れば今後もレアカードの価値は上がり続けます。
ここでポケカをやめたりせず、長期的な目線でカードをコレクションして欲しいと思っています。
最後に
・BOXの再販体制が整ったことで、一部BOXやシングルの価値が暴落
・バブル状態から不通に戻っているだけで、ポケカの人気は健在
・再版されていない商品の価値は下がっていないので安心
・今後もポケカは愛され続けるのでレアカードの価値は上がる
いかがでしたか？
BOXの暴落で色々話題になっていますが、プレーヤーやコレクターにとってはむしろいい状態になっています。
私はポケカはシングルカードのコレクション＆長期保管目的で集めていますが特にダメージはなかったです。
むしろ欲しいカードが手に入りやすくなったので良かったです。
年単位で見ると価格が下がっている今が買いやすいタイミングなので、ここでまた集めてみようかと考えています。
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