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日記3/11

2月の末に赤子の人1歳に。1年はやい。一升餅を背負う儀式もやった。泣かずにニコニコしていたのはさすがである。選び取りという儀式では(地元の岡山ではやるが北海道ではやらないらしい)真っ先にペンを選んでいた。いい感じのペンがなくて赤いポスカで代用。赤いポスカが象徴する人生を歩んでくれ。なんか楽しそうではあるぞ。

赤子の本棚漁りは日課となっている。最近その横で短い読書をするようになった。ご信託のように床に落とされた本のその開いたページを読むのだ。例えば今日はこんな感じ

「琵琶」の漢字ね、両方とも上に「王」がふたつあるでしょう? これは弦楽器のフレット(指をおさえるところ)をあらわした表形文字なんだそうです。そのしたの「比」「巴」はそれぞれ「ピー」「パー」と読み、右手を下へおろすときの音が「ピー」、上にあげるなら「パー」、つまりこの部分は表音文字なんですね。「ピーパー」転じて「琵琶」ですって。/いしいしんじ『いしいしんじのごはん日記』

おお、震える。いいぞご信託。
※写真はいつかの井の頭公園の水族館の蛙。

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