見出し画像

「おくりもののうた」11曲目は

38歳の男性から

A子とその子供に一緒になれなくてごめんなさいと強く生きて欲しいという気持ち。本当に彼女の事を大好きだった事。そして少しでも力になれなくてごめんなさい。

という想いをいただきました。

「おくりもののうた」の詳しい内容やご依頼はこちらから

エピソード

ある心理テストがあります・・・池の鯉に餌を上げてると鯉が集まって来ました。
その鯉は何匹ですか?・・・この答えはその人が一度に好きになれる人の数らしいです。僕は3匹と答えました。

今までで1度だけ3人の人を好きになった事があったのですが・・・
その内の1人だけ僕と結ばれました。

その子の名前はA子・・・(伏せさせていただきました)
これは源氏名でもあり、本名でした。

その子との出会いは尼崎にあるかんなみ通りと言われる
裏風俗・・・昔で言う遊郭みたいな所です。彼女は当時20歳、僕は22歳でした。

彼女は見た目はギャルっぽい感じなのに、中身は普通の女の子で本気でその子を好きになりました。
その子が居たのは1ヶ月だけ。毎日その子がいる時は会いに行ってました。
ある時その子が好きな人が出来たと僕に告げました。
相手はその子を送り迎えしてた人でした。
その次の日に相手の顔を見ることになります。
その日は嫉妬して激しく彼女を求めた後・・・とても悲しくなりました。

丁度その時に僕にも仕事場で一緒に働いていた最初の嫁さんになるB子から
デートの誘いを受けた事を彼女に話し・・・
その時はB子を好きになるとは思ってはいなかったので、
また来るよって言ってその時は帰ったのですがこの日がA子と会う最後の日になりました。

その時B子は35歳・・・13歳年上でした。

それでも綺麗な人だったのでデートをOKしました。
その後10日間の間に付き合い同棲生活が始まりました。
でも心の中はA子の事が気になってました。
それは彼女に僕の子供が出来てた可能性があったからです。

それから数日後、A子の事が気になり電話をしました。
会いに来なくなった事を少し責められ、生理が遅れてる事を告げられました。

彼氏の子供の可能性はなく妊娠してたら確実に自分の子供でした。
僕は彼女に妊娠してたらどうするの?って聞きました。

彼女は自分の子供は殺せない・・・絶対に産むって言いました。
自分も産んで欲しいと彼女に告げましたが、彼女が会いに来て!って言った言葉を僕は会いにいけない・・・一緒に住んでるB子がそれを許さないし・・
その時B子のお腹にも僕の子供が居たのでした。

その子はその後流産して流れてしまったのですが・・・
その時はそれで電話を切ったのですが・・・その数日後・・・
産むなら費用も掛かるので自分が負担しようとA子に電話を掛けたところ・・・彼女は出ませんでした。
それからしばらくして完全に電話が繋がらなくなりました。
その数日後に彼女が働いて居たお店を尋ねると彼女はあの最後に話した電話の後に
妊娠が発覚してお店に来なくなり、そこのお店のママさんがその子の実家を尋ねたら連絡もなく、どこかに出て行ったと告げられたみたいです。

その彼氏と暮らしてるのか・・・妊娠が彼氏に言えずに1人で暮らしてるのか
解りませんが・・・意思が強い子だったので子供を産んで暮らしてると思います。

僕もそれから彼女と子供の事は忘れずに子供の歳を毎年数えてます。今年で15歳になる僕とA子の子供・・・幸せに暮らしてて欲しい。A子にもあの時の事を謝りたい。これからもずっと2人を忘れない。

彼女を選んでたら違う人生になってたとか
幸せにしたかったなんて勝手な事を今も思ってしまいます。

本気でA子が好きでした。
・・・エピソードはここまでです。改めてこうしてA子の事を書いて・・・あの頃の気持ちを思い出しました。

池の鯉に恋をする
派手な模様と裏腹に
おとなしい君に餌をやるのが
毎日の楽しみだった

奪われた夜 嫉妬に燃えて 激しく君を抱いた
くすぶる煙にむせて 君は僕を少し責めた

君を選んでたら違う人生になってたとか
幸せにしたかったなんて
勝手な事を今も思ってしまいます

会いに行けないだなんて
過ちに蓋をして
全部一人で背負わせた
さよなら 君はいなくなった

キレイナヒトを選んだ僕と 強く孤独を選んだ君
今更だけど穏やかに 暮らしていてほしいんだ

君を選んでたら違う人生になってたとか
幸せにしたかったなんて
歳を数えるたびにまだ思ってしまいます

本気で君が好きでした
忘れない


おくりものdate001

おくりもの概要

「おくりもののうた」応募フォーム(匿名可)はこちら

お仕事としてのご依頼はこちらから。

よかったら投げ銭感覚でサポートお願いします:-)