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大阪市北区天神橋筋商店街三丁目で出店している理由2『コバンザメ戦略』

前回、出店は成城石井さんを参考にしようと書きました。

今回は大企業が集まる所に出店しようと言うお話です。

『コバンザメ戦略』

頭部にある小判状の吸盤で大型のサメなどに吸い付き、身を守りながらエサなどのおこぼれをもらっているコバンザメを模して、小型店などが集客力のある商業施設や店舗などの近くで商売を行う方法のことをいう。

自らの集客力がなくてもある程度の集客が見込めることからこう呼ばれる。

本当の名前『コーペティション(Co-opetition)戦略』

2人のアメリカの経営学者、ブランデンバーガーとネイルバフが提唱したもので、Competition(競争)とCooperation(協調)をつなぎ合わせた造語です。競争と協調を使い分けながら、自社の戦略を組み立て、実行していく、ゲーム理論アプローチの一種です。

本来、競合する企業は自社にとって、利益を奪い合い、勝つか負けるかの戦いを繰り広げるライバル関係にあります。ところが一方で、規格競争が起こったり、新たな市場を拡大していく過程や地域間の集客競争の観点では、協調関係が成り立つこと「も」あります。

リスクの高い『コバンザメ戦略』を取らない場合

仮に大企業、全国チェーン展開している企業が少ない大阪市北区大淀北でポツンと五島つばき商店を開店しても、集客力がなく、潰れていたと思います。

同じ大阪市北区で五島つばき商店の家賃14,300円/月の半分ぐらいで済むかも知れませんが、わざわざ大阪市北区大淀北に行く時間コストが大きいからです。それなら、インターネットなどで買う判断になると思います。

リスクは高いですが『コバンザメ戦略』を取らないと、大手スーパーに行った「ついで買い」のお客様を得る事ができません。目には見えにくいですが時間コストを忘れてはいけません。

大阪市北区で食品を買うために自転車乗って、片道20~30分かけて行くお店は基本的にないと考えます。

以前から食品の配達はあるためです。

食品の配達

インターネットスーパーさんや生協さんの配達などが得意とする所です。

もちろん、五島の商品をインターネットで買うこともできます。

最近ではローソンストア100さんが「Uber Eats」で食品デリバリーが始まりました。

野菜や精肉などの生鮮食品、調味料、酒類、乾電池といった日用品など約200品目を販売しています。

ローソンストア100さんは同じ天神橋筋商店街3丁目内にあり、ご近所さんです。「Uber Eats」が入っている所をたまに見ます。

リスクの高い『コバンザメ戦略』を取らざる得ない

集客力のない小型店は『コバンザメ戦略』を取り、大企業と同じ事をすると資本力がなく潰れるので「差別化戦略」が必要です。

これで「台風の目」を目指します。

しかし、「差別化戦略」は需要が少なくなるので、それで必要な売上が立たなければ、撤退です。

差別化戦略」を大企業がマネしても撤退です。

ここでしか活路が見えなかった

大企業がマネしてくれれば、五島の食品が売れます。

大企業がマネしないのであれば、五島つばき商店で五島の食品が売れます。

どちらに転んでも、五島にお金が入る策です。

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