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頭ヶ島を歩いてみたら

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という世界文化遺産の構成資産の一つがここ新上五島町にあります。
国内でも珍しい「石造りの天主堂」がクローズアップされがちですが、実は構成資産として登録されたのは「頭ヶ島の集落群」。当時無人島であったこの頭ヶ島に仏教徒の指導のもと移住をされたキリスト教徒の方々が築き上げた集落とその歴史が本当の構成資産なんです。

その頭ヶ島の集落をめぐるトレッキングルート(里道)がもうすぐ全ルート解禁されます。今では道路もついていますが、橋もなく、道路もない時代、島の方々が集落間の移動や畑仕事に利用されていた里道、当時の面影を残しつつ、整備されたのです。
そんな里道のトレッキングを先日、ツアーとして開催。公式ルートに加えて、Goto Adventure Innオリジナルルートも併せて歩いてきました。

最初は福浦道から。元々の作りと同じく、石で路肩を舗装。業者さんのご苦労が見えてきます。

森の中の植生についてもお話ししながら森の中を歩きます。
整備と言っても、アスファルトで固めて、なんてものではありません。
使用されていた当時の様子を再現するような形で行うので、山の雰囲気にもマッチして、元々あったかの様。


ウリハダカエデが不思議とこのルートだけに植わっています。

紅葉の少ない上五島ですが、突然出会うととても感動的です。

福浦の集落に着いたら、ここからオリジナルコースへアドベンチャーと名の付く我々の真骨頂。潮が引く時間だけ現れるトレッキングコース。
良い子は危ないのでマネしないでくださいね。

いざゆかん


あんなところや


こんなところ

こんなところまで


砂岩の海岸線を抜けると、白浜地区、頭ヶ島天主堂のある地区へと出ます。
そこでゆっくりお昼休憩。

…と、その前にきれいな砂浜の海岸を見たらやっぱり


ビーチクリーン!!


30分やそこらで結構集まりました。

実は、海岸沿いのルート上にはもっとたくさんの海洋ゴミが打ちあがっていました。本当はそこもしっかりやりたいのですが、今回の目的はトレッキング。近いうちに海岸線に特化したビーチクリーンを企画したいと思います。
ぜひ皆さんのお力をお貸しください。


再び森の中へ

お昼を食べて、一息ついたら再び里道を歩きます。この島は東西に稜線があるので、今度は南側へと向かいます。


木漏れ日がキレイですね。

小学生でも一日しっかり歩ききりました。
もうすぐゴールが近づいてきましたよ。


カクレミノの葉っぱがお面になりました

今回は、初回ながらたくさんの方にご参加いただきました。
のんびり歩いても心地の良い道、ぜひたくさんの方が歩くきっかけになってくれたら幸いです。

1月・2月もトレッキングツアーを開催予定です。
ぜひ一緒に、海の音を感じ、昔の方々の暮らしをおもねながら歩いてみませんか?







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