12月議会閉会。
つくば市議会の12月議会は最終日。
10万円の特別給付金など、喧々諤々、いろいろありましたが、議会は閉会しました。
国会の審議で、地方自治体が振り回された印象ですね。今回の一連の流れは、岸田政権が公明党に媚び売り過ぎて、結局、何の意味の給付金なのか?国民にも理解に苦しむ政策になったと思いました。
初めから自民党の公約を押し進めればよかったのに。
岸田総理のキレの悪さは印象に残りました。水戸市の高橋市長も地方自治体を代弁して、見事に皮肉っぽさを表現されていましたね。新聞記事を参照。
つくば市の補正予算案での予算決算委員会の採決では、全会一致の後に、市民ネットワークから「付帯決議」が提出されました。
内容はマイナンバーカードに健康診断などの医療情報が紐づくことができる国の政策。マイナンバーカードに段階的に紐付けをする国の政策だ。
コロナによる国民に対する給付金も、ワクチン接種にしても、マイナンバーカードでやれば、もっと迅速な対応ができたはすだ。今後も段階的に紐付け政策は進むだろう。
国の施策に準じて、地方議会でも準じて議決される案件だ。
一方で、個人情報の漏洩にはさらに強化策を配慮すべき。当たり前だと思う。
特に市民ネットワーク(マイナンバーカード自体に反対している)は、個人情報についての漏洩には声高々に警鐘を鳴らしてきた会派だけに、この点だけを強調するために付帯決議の提出となった。
議会の手続き的には問題はない。
しかし、いささか私ども会派からは、この付帯決議提出に??
内容も反対する内容ではない。逆に反対しにくい付帯決議とも言える。
ようは補正予算案は賛成するが、言いたいことは言わせて!ということだ。
私ども議員は、多様な考えの議員がいるので、基本的には政治理念が違う。議会での議決は、多様な考えを闘わせて収斂した結果、賛成か?反対か?の2捨選択をする。
つまり総論賛成各論反対。もしきは総論反対各論賛成の時もある。
我々議員は、自身の基本的な考え方をある意味では押し殺して、採決に臨んでいる場合がある。むしろ、その方が多いくらいだ。
昨今のつくば市議会でよく見られのが、賛成討論の内容が、どう考えても反対の意思表示とされるものが多い。(反対討論の場合もある)
一般的には分かりにくい。
賛成はするけど、言いたいことがあるから、そのことだけは言っておく。
賛成討論はまだいいが、今回は、付帯決議だから、その議決をする前の議論では、各々の議員が自身の考えを闘わせていての収斂後の議決で全会一致だ。
その後にネットワークの各論を持ち出されて、付帯決議という手法に対して、非常に強い違和感を感じた。
付帯決議では、私は反対票を投じた。
高橋水戸市の後出しジャンケンはとても分かりやすい言葉だが、つまり卑怯なやり方に思えるわけだ。
どちらにしても、賛成討論なのに内容は立派な反対の内容など、市民の方には、わかりにくい。
また長文で、さらにご批判もうけるであろうが、感じたことをコメントしてみました。
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