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行政視察 3日目



行政視察 第3日目

視察日:令和5年4月26日(水)

市の都市計画を進める上で、全てにおいて一括りに「景観」というキーワードを位置付けている施策を展開している点では、浦添市はかなり特徴的だ。もちろん浦添市の伝統や文化、歴史的なあゆみが大きく起因している。

つくば市の人口増による都市計画のあゆみに、「景観」のキーワードを位置付けて施策を検討する事が重要だと思っています。

経済的自由と景観規制のバランスを如何に考えるか?参考にさせていただきたいと思いました。

1. 浦添市景観まちづくり計画の経緯・概要
(1) 区域
:浦添市城全域(地先公有水面を含む)
(2) 面積
:19.44k mi(令和3年10月1日現在 統計うらそえ資料より)
(3)計画策定年月日:平成19年7月 計画告示、条例施行
(4) 届出開始年月日:平成20年1月 景観まちづくり計画及び条例に基づく行為届出

浦添市は、沖縄県本島南部に位置しており、琉球王朝以前は政治、経済、文化の中心で豊かな歴史遺産及び自然資源が豊かな土地でした。しかしながら、先の大戦や戦後の急激な復興、都市化により歴史道産や地域の豊かな自然等の資源を失うとともに、昭和30年代頃からスプロール的な都市化の進行に伴い、自然緑地の減少、住環境の悪化、良好なまちなみの減少等の様々な都市問題が頭在化してきました。

そのような中、本市は、これまで、景観形成や住環境改善の実践的な施策を積み重ね、昭和 63年に景観整備や壁面緑化の誘導、市民の意識向上を目的とした浦添市景観形成基本計画を策定し、平成11年には市民参加を促進しかつ市民活動を支援するまちづくりプラン賞を制定するなど、市民が主体となるまちづくりを進めてきました。また、平成16年(2004年)の景観法の制定に伴い、本市は平成18年(2006年)に景観行政団体となり、景観法に基づく浦添市景観まちづくり計画を策定し、市内全域に景観形成に関する規制や誘導をしながら、市民の皆様と協働して魅力ある都市景観の形成に努めています。



今後の課題
「浦添グスク周辺エリア」と「西海岸及び港川周辺エリア」の重点・優先エリアと位置づけ、本市風景づくり推進事業として景観施策を行っておりますが、特に本市のシンボルである浦添グスクを中心に周辺の地区や道路において、当該エリアは、沖縄都市モノレールの延長区間の開業(令和元年 10月)などの景観の変容をもたらす主要な事業について整備の完了(一部)が見受けられております。現在も浦添前田駅周辺地区においては、区画整理事業が進められており、今後は本市の新たな顔となる重要な地域であるため、これまでのグスク周辺の景観施策と連携を図りながらグスクの麓にふさわしい景観形成に取り組む必要がある。当該区画整理地域は地区計画が入っていないため、景観地区の指定を目指し、令和3年度から地権者に対して意見交換会等を行っています。今年度も引き続き地権者に協力を得ながら合意形成図ることが近々の課題と考えております。

西海岸及び港川周辺エリアについては、地域の心のよりどころでもあるカーミージー周辺の自然海浜の保全・活用は市民の希望でもあるため、良好な景観形成等の環境整備は必要不可欠であると考えております。また、隣接して、牧港補給地区跡地(キャンプキンザー跡地)の米軍施設が令和6年(2024年)・令和7 年(2025年)の2年間で返還予定のため、跡地での土地利用基本計画を行っていますので、今後関係各所と連携を取りながら、景観施策においても慎重な検討が必要と考えております。




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