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Notion AIを活用したIR資料作成の劇的な生産性向上の可能性について実験してみた

最近は、Notionにかなりハマっています。
ただのメモアプリだと思って、しばらく距離を置いていたのですが、なんとなく気になって色々と勉強を進めてみたところ、活用方法次第で、これは相当生産性をあげられる可能性のあるツールであることがわかりました。

アイディア次第で、相当生産性にインパクト与えられる気がします。

Notionって何?とか、NotionAIって何?
という方もいらっしゃるかと思いますが、細かいことは置いておいて、このツールを使ってどんなことができるのかについて記載します。

私が実験した方法は、決算短信や決算説明資料のような重要な資料を、NotionとNotion AIを使って効率よくチェックする方法です。これがどれほど便利で生産性を向上させるかをお伝えします。

実験内容

まず、私はnote株式会社の2023年11月期の決算短信と決算説明資料のPDFをNotionにインポートしました。

インポートした決算説明資料
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05592/78ce58f1/0065/4354/8f98/f4cf350928af/140120240111513515.pdf

インポートした決算短信

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05592/c4d0fc2b/3767/4c90/aee6/d9c055566635/140120240110512733.pdf


インポートの方法は、やや特殊です。
単にドラッグ&ドロップで添付するだけではなく、Importコマンドを使っています。

次に、Notion AIのQ&A機能を使って、二つの資料で記載内容に間違いがないかを確認してみました。

決算説明資料のP6に記載されいてる、左下の「累計会員登録者数」と決算短信のp2「1.経営成績等の概況」に記載されている「累計会員登録者数」が一致しているのかをAIが正しくチェックできるのか?
というのが実験内容です。

実験の結果

この画像のようにNotionQ&A機能を使うと、

両方のソースを確認した結果、累計会員登録者数に相違はありません。
note株式会社2023年11月期決算短信では、2023年11月末時点で累計会員登録者数は733万人と記載されています①。
同様に、note株式会社2023年11月期決算説明資料でも、同じく累計会員登録者数は733万人と記載されています②。

と見事なまでに正確にチェックしてくれます。

いちいち、両方のファイルを開いて目視で確認したりする必要なく、NotionにPDFデータをぶち込んで、Q&Aに聞くだけです。

ChatGPTなど、LLM系のサービスありますが、機密情報を扱う上では適さなかったり、社内の情報をベースにLLMを活用しようとするとちょっと費用がかかったり手間だったりしますが、NotionAIのすごいところは、今回のように自社のデータを安全なセキュリティ環境に取り込むことができ、かつ、LLMのパワーをそのまま活用できるところです。

その他の活用方法イメージ

他の活用事例としては、従業員数や売上・利益、各KPIの数字などをチェック対象にすることも恐らく可能ではないでしょうか。また、決算短信、有価証券報告書、決算説明資料の3点について比較を行うこともできます。これで、情報の整合性を一発で確認できるようになります。

さらに、あらかじめ確認用のプロンプトを用意しておけば、毎四半期ごとのチェック作業が劇的に短縮化される可能性があります。つまり、毎回、印刷したり目視での確認作業を大幅に減らし、より重要な業務に集中できるようになるのです。

このように、NotionとNotion AIを活用することで、IR資料作成の生産性を劇的に向上させることができる可能性を感じました。効率的かつ正確に資料を作成するための新しい方法として、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

以上、Notionを活用したIR資料作成の劇的な生産性向上の可能性についての実験結果をお伝えしました。みなさんの業務効率化に役立てていただければ幸いです。

FiNX株式会社では、IR資料作成の研究やAIを活用した生産性向上などの研究を行っております。
IR資料作成やAI活用の導入支援もしておりますので、気になる方はご相談ください。

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