noteメンバーシップ 1万人に
noteメンバーシップ、1万人を突破しました。毎月課金(500円 or 980円)なので、Twitterフォローよりはるかにハードルが高いので、これほどご参加いただけるとは想像しませんでした。収益はもとより、身銭を切って登録してくださる方が1万人もいるという事実のほうが重く、ありがたいことです。
7/13のスタートからもうすぐ2カ月。手探りで進めてきましたが、たくさん気づくことがありました。1回の記事ではとてもまとめきれませんが、きょうは手短にエッセンスをお伝えします。
◆ YouTubeとnote
サブスクリプション、端的にいえば「月額課金」です。ただ、これはYouTubeのような「広告収入」とかなり本質が異なります。
YouTubeで稼ぐには不特定多数の人の関心を引かねばなりません。情報の正確さや中立性よりも、いかに目を引くかが優先されがちで、「Attention(関心)Economy」とも呼ばれます。たとえば、注目を集めるための炎上商法や、煽り、虚偽といったことにもつながります。
経済情報なら、「株価暴落」「世界経済崩壊」など極端なフレーズのほうがAttentionを集めやすくなります。しかし、Attention至上主義は視聴者を惑わせるだけでなく、発信者の中長期的な信頼構築にもつながりません。
◆ AttentionよりAuthenticity
サブスクリプションは広告収入と似て非なるものです。クリエイターへの信頼がなければ購読されませんし、仮に試し購読しても、いずれ離れてしまいます。
大事なのは煽ることなく、背伸びすることなく、安定的にきちんとしたコンテンツを発信し続けることです。クリエイターは目先のAttentionを集めるために疲弊することなく、購読者の長期的な信頼を最優先し、コンテンツを作ることになります。こうした中立、誠実な姿勢の積み重ねによって築かれる信頼はAuthenticityと呼ばれ、近年のクリエイター・エコノミーでも注目されている概念です。
たとえば、私自身、新規メンバーの獲得よりも、既存メンバーが「減らない」ことのほうがはるかに大事だと思っています。
つまり、記事を書く時には「新たな入会のために、どうやって気を引こうか」と考えるのではなく、「既存のメンバーが長い目で満足してもらい、信頼を重ねてもらうにはどういうコンテンツにすればいいか」と毎回考えています。新規開拓のために既存メンバーの信頼を犠牲にすることはありません。
◆ 誹謗中傷のない世界
TwitterやYahooコメントなどオープンな場ではしばしば誹謗中傷が起こります。しかし、サブスクリプションのコミュニティーは課金したユーザーのみですから、そうしたことは起こりません。
これまで2度、Zoom会を開き、数百人の方が参加してくださいましたが、非常に心地よく、建設的なやりとりができました。メンバーのニーズや反応もよくみえるので、コンテンツもユーザー目線でどんどん改良を重ねていけます。9月下旬には会場を使ったオフ会も開き、もっと距離を近づけていければと考えています。
◆ 収益あってこそ
きれいごとをいっても、収益がなくては、事業は持続できません。その点、ありがたいことにnoteだけで多額の収入をえることができています(もちろん一寸先は闇です)。日々、仕事の取捨選択をする際に「おカネ」を考慮する度合いは著しく下がります。
前日、無償での学校訪問を増やすという記事を書きました(下記)が、これもnoteで収益基盤ができたからこそです。YouTubeの広告を実験的に減らしているのもnoteの収入のおかげです。「ギャラはよくても、仕事を受ける意義が乏しい」案件は見送って、その分、やりがいのあるおもしろい仕事に時間を向けることもできます。
◆ 2つのプラン、多いのは
2つのプランの違いのお尋ねを受けるので、最後に簡単にご説明を。
月500円のベーシックプランと、月980円のコアメンバープランがあります。いまは1万人のうち7割強の方が500円プランです。経済や資産運用に関する記事を月に20本ほどの配信しています。プランで迷われている方にはお手頃なベーシックをお勧めしています。
「国民の金融リテラシーの健全な向上」という私の仕事の理念に賛同してくださる方にコアメンバーをご検討いただいています。Zoom会、オフ会などで交流するとともに、Twitterやテレビ、YouTubeなどの情報発信戦略をお伝えしたり、将来は書籍の編集についても出版前にいろいろご報告していきます。記事閲読のみのベーシックプランにコミュニティ要素が加わったプランになります。
◆ とはいえ、まだ2カ月
いろいろ書きましたが、まだ2カ月で、手探りばかりです。これから新たに気づくことはたくさんあると思いますし、いろんなことを試せるプラットフォームだと思っています。なにより1万人ものメンバーとのネットワークはものすごいポテンシャルだと思います。
note以外の活動もドンドン展開していく予定です。そのなかで、みなさんの声を聴き、いろんなシナジーを探っていきたいと思います。末永いご支援をよろしくお願いいたします!
2022/9/10 後藤達也
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