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世界の企業ランキング(2022年6月末)

式市場が評価する企業価値である「時価総額」。ときどき定点観測として眺めると、企業や国の経済勢力図が浮かび上がります。このnoteで世界ランキングや日本ランキング、業種別ランキングなど、様々な角度でおみせしていきます。

今回は2022年6月末世界トップ100この半年は世界的に株価が下落しましたが、もちろん企業によって濃淡がありますし、株価が上がった企業もあります。ザッと眺めるだけでもいろいろ発見があると思います。

まず、時価総額をコンパクトにいうと下記の通り。

では世界1位から順にいきます。

1位はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ。この半年、原油価格が高騰したことで、時価総額も増加。半年前に首位だったアップルを逆転しました。2~10位はすべてアメリカ。首位は明け渡しましたが、世界の株式市場の中心にいることが改めて痛感させられます。「米インフレ→利上げ→景気不安」で、2021年まで堅調だったGAFAMやTeslaは半年で20%以上時価総額が減りました

11~20位もアメリカが6社。老舗企業が多くなってきました。P&GやWalmartは景気減速の影響を比較的受けにくい面もあり、GAFAMなどと比べ株価下落率は小さくなっています。NVIDIAはGAFAM同様、昨年まで株価が急騰した反動で、この半年は株価が半値近くになりました。中国やスイスの企業も食い込んでいます。

国が多様化してきました。Eli Lilly, Pfizer, Rocheといった医薬が多くなっています。世界株安の影響を相対的に逃れており、順位が上昇しました。シェブロンもエネルギー価格の上昇を受け、株価が上がりました。

日本首位のトヨタが世界33位で登場。過去数年トヨタの世界順位はあまり大きな変動はありません。2020年にテスラがトヨタの時価総額を抜いたことが話題となりましたが、いまはテスラがトヨタの2.8倍です。日本企業で世界100位に入ったのはトヨタのみです。最後の方に日本企業トップ10も載せています。

以下、100位まで図表を並べます。各々の視点でいろいろ発見があると思います。

最後に日本企業の上位10社です。日本企業に焦点を当てたランキングはまた後日配信します。過去のランキング(たとえばバブル、2000年、リーマン直前など)と比較するのも興味深いので、また追々やっていきます。ご希望などお寄せいただきましたら、可能な範囲で今後に生かしていきます。

7/13~有料化します

note記事、7/13(水)~、「月500円」「月980円」の2つのプランで有料化させていただきます(詳細は下記リンク)。7/12までサンプルの意味合いで無料記事をなるべく多く配信します(6月にもたくさん無料配信しています)。サンプルをもとに、ご検討いただければ幸いです。

後藤達也

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