創作怖い話

視力

去年の8月に暇なやつを集めて深夜にドライブにでも行こうってなって、夏で暑かったんで海に向かったんですよ。

そんで友達4,5人でワイワイしながら車乗って海に向かって、車道から海が見えてみんなテンションもすごい上がってたんですけど1人が「浜に人がいる。」って言うんですね。

確かちょうど深夜2時くらいだったかな。こんな時間に真っ暗な浜に人がいるわけないなんて言って見間違いだろうって。

まあ夏休みだし暇な大学生がいてもおかしくないし。とにかく誰もそんな事気にしていなかったんです。

浜について車を降りてみんな水かけあったり、追いかけっこをしたりして騒いでたんです。

そしたらさっき人がいるって言ってたやつが急に「寒気がする」って言ってガタガタ震えだしたんです。

真夏の熱帯夜にそんな訳ないだろうってみんなからかってたんですけど、あんまり具合悪そうなもんだから車で休んでろって車までそいつと2人で歩いて戻ってたんですよ。

そしたら、海辺で遊んでる友達らが「うわー!」ってとんでもない声を上げたんです。

そんでボクはかなり動揺したんですけど、取り敢えず具合の悪いやつを車に乗せて急いで海の方に急いで様子を見に行ったら...。

海の中からザバァってゆっくり影が出ているんですよ。そしてこっちに向かって来る。

みんな一目散に車の方に走って逃げたんですけど、僕は腰を抜かしちゃって逃げ遅れてしまったんです。

その影はだんだん僕の方に近づいてきて。だんだんその姿がハッキリと見えるように来て...。

デッカい真っ黄色のゾウさんだっんです。そんで僕の顔に海水をバシャーー!!ってかけて。海水が目に入って視力が低下したんです...。

は?

#コラム #エッセイ

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