活動の年間計画を立てる季節

新型コロナウイルスの発生から約1年。世界は大きく変わりました。経済的には「働き方」や「消費」に大きな変化が起こり、生活面では家族や友人やコミュニティでの「つながり」や「関係性」にも大きな変化が起きたと思います。(なかなかリアルに会えない・集まれない・・・)

Withコロナ時代があと1年は続くと考えたとき、2021年とはWithコロナ時代の第2幕だと思います。第2幕の特徴は「定常化」であり、第1幕(2020年)の「ショック・衝撃・茫然(ぼうぜん)」から、「みんなが慣れてきて、前提条件となっていく」フェーズなのだと思います。

そのときに大切なのは、腰を落ち着けて、この状況を受け入れて、この環境設定を与件としながら考えていくことです。ここでいう「環境設定」とは、これからも感染が収まったり、また感染拡大の第4波・第5波来たりするような「行ったり来たり」の状況です。「リアル・対面」をつくりやすくなったり、自粛要請が出て「リアル・対面」をつくれなくなったりする、この「行ったり来たり」の状況があと1年〜1年半(2022年春〜夏まで)は続くということです。

そのとき私たちの団体・活動はどのような方針や計画を立てると良いのでしょうか?2021年はどのような方向性で活動を進めていくと良いのでしょうか?オンライン化にどう取り組むのでしょうか?リアル・対面はどういうときにやるのでしょうか?

今こそ2020年の振り返りをするときかもしれません。この約1年間の出来事や現象やみんなの気持ちなどは、とても振り返り甲斐のある素材を提供してくれると思います。それを踏まえた上で、「私たちの使命・社会的役割とは何か?」「私たちの強み・特長は何か?」「この環境設定の中でみんなで楽しく心が動く活動とは何か?」。そんな問いを立てながら、個人ワークをしてみてください。そして、できればメンバーと一緒に考える機会をつくってみてください。

私たちの活動は「社会参加」の入り口・受け皿です。活動が動くから多くの人たちが「社会参加」をすることができます。私たちの団体・組織は誰かの「居場所」になっています。活動が動くから多くの人にとっての「居場所」が居場所であり続けます。市民活動・コミュニティ活動と、それが生み出す「つながり」と「コミュニティ」が今こそ大切で重要です。小さな活動が地域でたくさん動いているからこそ、自分に合った「社会参加」や「居場所」が選べる環境になるのです。

書いていて、自分は何様だと思ったりしますが(笑)、私には市民活動・コミュニティ活動を勇気づける使命と役割があると思っています。豊かな「つながり」と「コミュニティ」がどれだけ人間や社会を豊かにするかを身を持って知っているからです。「つながり」と「コミュニティ」は大切なんです。だから市民活動・コミュニティ活動は大切なんです。

2021年(度)の活動をどうしていくのか。今一度仕切り直して、自分たちらしい2021年(度)の活動計画をつくってみませんか。まだまだ続くWithコロナ時代。進化・変化のチャンスでもあります。大胆に考えることと、メンバー・仲間と気持ちを合わせることを大切に、ぜひ2021年は(も)たくましい活動にしていきましょう!^_^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?