一般気象学を読む~第2章大気の鉛直構造~
さて、今回からは一般気象学を読み進めていこうと思う。
おい、一章はどうした?と思われたかもしれないが第一章は特に気象予報士試験とも関係のないお話なので割愛させてもらう。ただ、気象という地球科学の1分野を学ぶ上で知っていて損はないし、むしろ知らないと教養のなさを露呈しかねないので読書感覚で楽しんでおいたほうがいいかも?
まあ、話を戻して第2章の話をしていこう!と思ったのだがどうしようか。
すでに第2章の内容は抑えてきたのだけれどもあまり話したくない。
なぜかって? 内容が面白いからだよ!ネタバレしたくないんだよ!
ホントはここで「お前ら!とりあえず読め!!」って叫んでさっさと終わりたいのだがそんなわけにもいかないので軽く内容に触っておく。
大まかにあらすじを紹介すると、地上から宇宙に至るまでの大気の構造について主に温度の視点から大気観測の歴史を抑えつつ説明されている、という感じなのだけれども読んでいて面白い。
とりあえず興味を持ってほしいので一つ問題を置いておく。
「大気の温度は高度が上がれば上がるほど下がっていく。〇か✖か?」
皆さんは答えられますか?
実は答えは✖なんですね。
読んだら答えは出るのでぜひじっくり読んでほしい。
~閑話休題~
一つこの章で抑えていてほしいことは「温度とは何か?」という点かな。
これがわからないと今後、躓いてしまうかもしれない
大学で統計力学の基礎を学んでいないと考えもしていないことだと思うのでここで勉強しておこう。
日常生活では温度とは、高いと暑い、低いと寒いというイメージで人の感覚に寄り添った数値に思えるが、科学的には温度とはそもそもがエネルギーの量を表すものということを覚えておいてほしい。
ミクロな視点を持つと分かりやすいかな。
温度が高いということは、空気分子の運動が激しいことを表し、温度が低いということは空気分子の運動が緩いことを表している。このイメージを持っていてほしい。
(一般気象学 2‐4 熱圏)のページを読んだ方は「空気がほとんど無いのに温度が高い?空気がほとんど無いなら温度なんて感じられないのでは?」と疑問に思ったかもしれないがこの説明で腑に落ちたのではなかろうか。
温度とは空気分子の運動の激しさを表す量なのでここで言う「温度が高い」とは、空気が激しく動き回っているということなのだ。
このことさえ押さえておけば後は高校生でも分かる内容なので各自で勉強しておいてくれ!(高校物理が怪しい人は力学・熱力学・気体分子運動論を大至急勉強しといてくれ!世の中に参考書や解説記事はめちゃあるから!)
次回予告!
特に決めてない!三章か二章に関連する過去問を探すかしてみようと思う!
ではまた~
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