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投資で、なんで当たり前の「安く買って高く売る」ができないのか

投資はさ、安く買って高く売ればいいんだよ!

というさも当たり前のことを、多くの個人投資家は実践できません、それってなんでなんだろう?というお話。そりゃ将来高くなるか安くなるかわからないからに決まってるじゃん、というのは(それ自体事実だけど)根本的な原因じゃなくて、もっと心理学的な、というか、行動経済学的な話しです。

じゃ、安くなってる株買える?高くなったら売れる?これが結構難しい

ここが一番の問題、実際に自分で株や投資信託などの常時価格が変わる投資商品を買った人なら多くの人は一度はやってると思います。

価格が上がってきて、もっと高くなると思って買う

価格が下がってきてもっと下がると思い怖くなって売ってしまう

はい、これがすべてです。まあ個人投資家の人でも、きちんとそこを理解していたり様々な理由で合理的に動ける人もいますけど、多くの個人投資家が失敗するのがこのパターン。まあそれはそうだよね、安くなってる場面で買って損するのは怖いし、高くなったら得するかも思っちゃうし。

そして怖いのは、この事実を知っていても、実際にいざ自分がその場面に直面したときに安くなって買う、高くなって売るのができないこと。僕自身、この理屈をしったうえで投資していた数年前、それでも価格変動がとても大きい商品に手を出した際は合理的な行動をできず、かなりの(ちょっと普通なら耐えられないくらいの)損失を出してますw

じゃあどうすれば良いのか→①早く投資を始める、②プロに任せる+③余裕資産で少しずつ投資する

そうなの、じゃあどうすれば良いのか、がないと、このコンテンツは問題点だけ指摘する失格答案

①早く投資を始める

まずは、①早く投資を始めること。まあ投資といっても千差万別だけど、一番やりやすいのは株か投資信託かな。そのうち、個別の会社の株もその会社を応援すると言う意味では良いけど、個別株もわかりやすい企業(たとえばディズニーランドを運営しているオリエンタルランドとか任天堂とか)は買える額が基本100万円超えちゃってたりするし(執筆時点)、なかなかハードル高いので、とりあえずは投資信託が無難かな。

投資信託についてはそのうち別で記事書くかもですが、「初心者のためのやさしい投資のはじめ方」のうち「投資信託の選び方」辺りがわかりやすいんじゃない?(ちゃんとは読んでないけど多分、回し者感あったらごめんなさい)

で、じゃあどう買ったり売ったりするかという点。まだ僕自身正解に行き着いてないけど、多分こうかな、と今思って実践してるのは、②プロに任せる+③余裕資産で少しずつ投資すること。特に③が重要かな。

②プロに任せる

まあこれは端的には投資信託を買うということ。日経平均株価の指標(インデックス)に連動するインデックス型というよりはアクティブに運用する場合に特に当てはまる話で、投資対象の売買をプロのファンドの運用者とかAIとかに任せるという話し。

まあ正直プロとかAIに任せれば確実なのかというとそうではないけど、まあ申し訳ないけど君よりはまし、ということ。プロとかAIなら、負の感情に流されないからね。(稀にいる優秀な個人投資家には当てはまらないのでごめんなさい。)

プロとかAIの功罪は色々あるけど、初心者にはそこはそんな関係ないと思ってます。

当然だけど、プロという名の元に詐欺的に資金を集める人にひっかかるのは論外なので、まずは普通に証券会社とか銀行で買える投資信託から初めてください。それ以降は自己責任で。

③余裕資産で少しずつ投資する

これが非常に重要。実は①の問題点って、結局買った投資信託が安くなると怖くなって売っちゃうことがあって、そもそも最初に說明した問題解決になってないんだよね。だから、投資信託を買うにしても、自分がなくなっても良いや、と思える額とか、それがそこそこ大きな額ならその何分の1の額とかから始めるのが無難。

なくなっても良いと言える額なら価格が下がっても怖くならない。もちろん、なくなって良いお金なんてないけど、これがなくなっても生活が困るわけじゃないよね、くらいの額がないとそもそも投資なんてできないから、それくらいの額。

本当はもうちょっと大きな額の方が、最初に上げた、安くなったら売って高くなったら買っちゃう問題を実践的に学べるけど、それはやらないで済むならその方が良いしね。

あと余裕がそこそこあっていきなり多額を出すのは…という場合は、余裕資産の何分の1とか、数十分の1とかから始めるのも良い方法。なんでかっていうと、その投資商品を買って価格が下がった場合に買い足せるでしょ、そこが重要。だって、みんな安いときに書いたいんでしょ?なら安くなったら買い足せば良いじゃん。もっとやすくなったらもっと買い足す、そうすると全体の取得価格の平均が下がるから、その後価格が上がったときに利益が出やすい

ということで、最近はこんな方法で、(コロナショックのときに買ったのもあり)そこそこ良い成績を残せている笹川からご説明でした。

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