やっぱり工作は苦手だよ

2014.5.26
確か中学校のころは技術家庭なんて教科があったよね。
 男子は技術室で日曜大工、女子は家庭科室で料理、裁縫と別れて授業をしたよ。
どちらも今だに苦手だ。前にも言ったが俺の技術の成績は「1」だっ  た。
 何しろ出来上がった課題が一つもないのだから。
 マガジンラックを造れば左右非対称でまっすぐ立たない。
ラジオを造ればはんだの失敗で基盤は丸焦げ。
 折りたたみ椅子を造れば、他人に作らせたのがばれて殴られ、どれもこれも未完成で終わった。
 私生活ではプラモデルに挑戦したのは人生で一度きり。出来上がったものを見てみんなが笑った。
 ジグソーパズルも大嫌い。
 部屋の柱にニスを塗り、壁紙張ればやらない方がマシ。
 そんな俺がこの木工工場でいいのかね。だいたいフィーリングで生きてきた俺が寸法を測ってミリ単位の作業なんてできっこないよ。

今日はさっそくやらかした。
「班長。すいません、自分たぶん、切っちゃいけないとこ切ってますよね」

画像1

ほんとぶきっちょなんだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?