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見守る力

6月に入りました。
梅雨に入ると共に、クラスの綻びが出始める時期かと思います。リフレーミングのチャンスでもあります。踏ん張りどころですね。

自分自身、教師という仕事をしている以上、少なからず「教える」ことをしなければならないのですが、正直、教師以上に友達同士で「教える・教わる」方が効果的であるように思います。

また、教師自身がラーニング・ピラミッドの考え方や、学び合いの理論にふれることも大切です。
ただ、「早く終わった人は分かんない人に教えてね〜」と声掛けするだけでは勿体無いという話です。しかも、教師が教えてしまった方が早く事が済むことも多々あります。

自分が教室で意識していることは「これは、今後の人生で活きるかどうか」という視点です。この視点をもって、子どもの授業ないしは学習活動、休み時間での関わり方を考えています。

特に特別支援学級に在籍している子どもにおいては、学力も勿論大切ですが、より小学校段階から自立を促す場面を教師が意識的に増やしていく事が重要だと考えます。学級は、小さな社会です。上級生が中心となってみんなが楽しく、気持ちよく過ごせる社会を作っていけるよう、伴走者として支援していきます。

通常の学級に目を移すとどうでしょうか。子どもたちは大人以上の力をもち、大人の想像以上の活動ができます。教師中心の何でもかんでもトップダウンの時代は遥か昔です。子どもたちが学級という小さな社会、学校という小さな世界を自治していく姿を想起しながら、子どもと関わっていきたいものです。

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