【note】世界の証券取引所トップ10

2024年1月8日 10:50

　証券取引所は、資本主義経済において重要な役割を果たしています。株式や債券などの金融商品が売買されることで、企業や政府は資金を調達し、投資家は資本を運用することができます。

　証券取引所は、中世ヨーロッパの銀行や商人が債務や証券の取引を行っていた場所から発展してきました。最初の株式会社と株券の発行は、オランダ東インド会社によって1602年に行われました。

　今回は、2023年の世界の証券取引所トップ10を詳しく見てみましょう。

世界の証券取引所トップ10

（順位／名称／時価総額）2022年12月

　「ビッグ・ボード」のニックネームでも知られるニューヨーク証券取引所は、マンハッタンの金融街にあります。世界最大であり、最も評判の高い証券取引所です。上場企業は約3000社。
　1792年5月17日に設立され、国の歴史的建造物にも指定されています。

　2番目は、こちらも米国の取引所であるNASDAQです。1971年2月8日に設立されました。上場企業は約3000社。
　上場している大手ハイテク企業には、AMAZON、TESLA、Facebook、Googleなどがあります。

　上海証券取引所（SSE）はアジア最大の証券取引所であり、時価総額では世界第3位だが、外国人投資家に完全に開かれているわけではありません。上場企業は約1500社。
　設立は1990年で、中国本土の上海に位置する。そのルーツは1891年まで遡るが、1990年に再興されました。

　EURONEXTはEuropean New Exchange Technologyの略で、2000年に設立されました。本社はフランスのパリ、登録事務所はオランダのアムステルダムにあります。上場企業は約2000社。
　債券やファンドの上場では世界最大の中心地とされています。

　日本証券取引所は、2013年1月1日に大阪証券取引所と東京証券取引所の2社が合併して誕生しました。アジア最大級の株式市場でもあり、上場企業は約3500社。
　日本証券取引所は日本取引所グループによって所有されており、ソニー、ホンダ、トヨタなどの大企業が上場しています。

　深セン証券取引所（SZCE）は、中華人民共和国の深セン市福田区にあり、上海証券取引所、北京証券取引所に次ぐ、中国3大証券取引所のひとつです。上場企業は約2000社。
　1990年に設立され、現在は東アジアで4番目に大きな証券取引所である。

　香港証券取引所は1914年に設立され、現在ではアジアで最も急成長している証券取引所とみなされています。2021年に世界最大の証券取引所運営会社となった香港取引所清算有限公司が所有しています。
　香港証券取引所は上場企業約2500社以上で構成されています。

　1801年に設立されたロンドン証券取引所は、世界第6位の規模を誇る証券取引所であり、世界最古の証券取引所でもある。
　LSEには上場企業が約2500社以上あります。

　ナショナル証券取引所（NSE）はインドでトップの証券取引所です。1992年に設立され、マハラシュトラ州ムンバイに本部を置き、2021年には世界最大のデリバティブ取引所となりました。
　NSEの上場企業は約2000社です。

　1852年に設立されたトロント証券取引所（TSX）は、世界で最も古い証券取引所のひとつで、TMXグループが所有しています。
　上場企業は約2000社を超えます。

　米国は時価総額で最大の株式市場であり、市場シェアは55.9％です。一方、上場企業数ではランク外のボンベイ証券取引所が最大で、5000社以上が上場しています。驚きですね。

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