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【note】純利益99.9%減の決算

スノーピーク
 2月13日に発表された2023年12月期決算では、純利益が前年比99.9%減の100万円という衝撃的な数字でした。
 これは、コロナ禍や猛暑の影響でキャンプ需要が減少したことや、事業の多角化に伴うコスト増や在庫過剰などが原因だと考えられます。

 この99.9%減益には、スノーピークの狙いがあるのではないかという見方があり、興味深いと思いました。

 スノーピークは2月20日にMBO(経営陣による企業買収)を発表しました。MBOの買付価格は1株1250円で、株式を非公開化する予定です。
 MBOの目的は、経営の効率化や構造改革を進めるためだと言われていますが、それには株価が低い方が有利です。株価が低ければ、買収に必要な資金も少なくて済みますし、株主の反対も少なくなります。つまり、スノーピークはわざと業績を悪化させて、株価を下げて、MBOをしやすくしたのではないかという疑惑です。

赤字と100万利益の違い
PERが計算できるか否か

PERを判断指標にする投資家は
異常に高いPERにより売り判断

PERは株価収益率と呼ばれ、
株価を1株当たりの純利益で
割ったものです。

前期比99.9%減益の企業は、
1株当たりの純利益がほとんど
なくなっているということですが、
それでも正の値であれば
PERは計算できます。

しかし、赤字の企業は1株当たりの
純利益が負の値になってしまうため、
PERは計算できません。

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