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『ロックマン』

その昔、苦手だったギターサウンドがある。

80年代中盤辺りから日本のダンサブルなバンドなどで顕著に使われていた『低音がカット』されたサウンドだ。

何か『抜けが良い』だけに妙に耳について『何だかな〜』と思っていたのだが、ここ最近になってその大元が分かった(気がした)のだ。

その大元とは・・・『ロックマン』だ。

そう。

あの『ボストン』でお馴染みトム・ショルツが開発製作したギターエフェクターだ。

トムの創り出したサウンドは、マーシャルやフェンダーとはまた違った世界を生み出していて、マイルドで温かい音色からは人間的な魅力をも感じさせるものだ。

その音色とボストンの楽曲の相性はバツグンで(そりゃ作曲者がサウンドも作っているから当然だ。)、世界中でヒットしたのも必然だろう。

で。

その唯一無二のサウンド『ロックマン』を色々なバンドが取り入れた事により、
記事の冒頭の様な現象が生まれた訳だが、やっぱり『合う。合わない。』はあるもので、しかもその根底に見え隠れする『売れ線』への迎合感が嫌で嫌でね。

このサウンドは決して『ヘヴィ』では無い。

その勘違いが本当にキツかった・・・

・・・のは今や過去の話だ。

ここ数年はそのサウンドを取り入れた楽曲も普通に楽しめる様になった。

有名なケニー・ロギンスの

『danger zone』とかね。

何て書きながら久々にボストンのセカンドアルバムを聴く。

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『ロックマン』

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当然だけどボストンとの相性は100000000万点だ!!



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