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『THE FIRST RUN』 Marathon

マラソンが苦手だ。
ていうか、好きな人いる?

勿論、好きで毎日走られている方もいらっしゃる事は重々承知しておりますよ。ハイ。

実際、先日TVで観た『クィーンズ駅伝2021』は本当に見応えのある大会で、思わず感動した程でしたし・・・
『それマラソンじゃ無いだろ』って?
失敬、失敬。

自分で走るとね、肺やら心臓やら血管やらが悲鳴を上げましてね。我が身体ながら可哀想で可哀想で。
え?甘やかしてはダメだって?
ハァ。だから私は典型的な中年ボディな訳なんだ!

いやね。走るのは決して嫌じゃないんですケド、あのトランスに入るまでの『精神的坂道プロセス』がねぇ、苦手なんスよねー。
『辛さ』の先へ到達する事により生まれる、脳内麻薬物質からの・・・そう。一種のトランスですよ。

云わば『ナチュラル・ハイ』ってヤツですが、自分で走るとね、肺やら心臓やら血管やらが悲鳴を上げましてね。我が身体ながら可哀想で可哀想で。
え?甘やかしてはダメだって?
ハァ。だから私は典型的な中年ボディな訳だ・・・え?

それさっきも言っただろって?


バレました?

だって走りたくないんだよな〜〜
やっぱり走らないとダメ?


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『THE FIRST RUN』Marathon  1994年

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オランダより生まれ出たプログ・ロック、シンフォ・バンドだ。

そのサウンドはカナダの『SAGA』を思わせる非常に洗練されたもので、サウンドメイキング及び楽曲構築の見事さは、彼等が手練れのミュージシャン集団である事を見事に表している。

グランジやデジロック、レイヴ全盛期の90年代中盤に発表されたとは到底思えない、そのシンセを多用したサウンドを敢えてカテゴライズするならば『ニューウェイヴ直径シンフォ』と云うべきだろうか。

知的なアプローチとフィジカルなイメージ・・・マラソン。

『周回遅れだろう?』

いやいや、それでもイイじゃない?

『走り続ける』事。

それがこのバンド『マラソン』なのだ。

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◯Erik ten Bos / lead and backing vocals
◯ Ronald ten Bos / guitar
◯Tony ten Wolde / keyboards
◯Willem van der Horst / drums and percussion
◯Jacques Suurmond / bass and bass pedals

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