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工業簿記とは

工業簿記とは「材料を仕入れて加工し製品を作って売る」という製造業(メーカー)を対象にした簿記です。

◯原価

工業簿記でいう原価とは、製品を製造するのにかかった費用のことを指し、製造原価と呼ばれます。また原価は材料費だけではなく人件費や光熱費、販売費、一般管理費なども含まれ、これらを含めた原価を総原価と言います。

上記以外の費用は非原価項目と呼ばれ、原価計算には含めません。非原価項目には支払利息や火災損失など損益計算書において営業外費用と特別損失に計上される科目が該当します。

・製造原価

製造原価は次の3点に分類されます。
①材料費:製品の製造に使った物品の原価
②労務費:製造するのにかかった人件費
③経費:①、②以外の費用

・製造直接費と製造間接費

製造直接費とは製品を作るためにいくらかかったのか明らかな原価です。反対に製造間接費はいくらかかったか明らかではない原価を指します。

・原価計算期間

原価計算期間とは原価計算を行う期間のことで、月初から月末までの1ヶ月間です。月末において加工途中である未完成品を仕掛品といいます。

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