あなたが上手くいかない理由はあなたが一番よく知っている

思考力を高めるためにはどうしたら良いかご存じだろうか。

何も早慶旧帝大卒の超エリートコースを突っ走っている人たちだけが思考力が高い持ち主だけだと決めつけるのも時期尚早だ。

思考力を究めるたった一つの方法とは、常に目の前の事象に対して「なぜ？」と問いかけることだ。

ニュースを見ていてふと疑問に感じ、「なぜ、この事件は起こってしまったんだろう？」と自問自答してみる。

街を歩いていて、気になる人を見かけたら「なぜ、この人はこんな奇抜なファッションをしているのだろう？」と自問自答してみる。

久々の地元の同窓会に参加して、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのモテモテだったクラスの男子の見るも無残な変わり果てた姿を見たときに、「なぜ彼は、この15年間でこんな姿に変わってしまったんだろう？」と彼のこの人生の経過にどのような出来事が起こったのか考えてみる。

そして、「なぜ？」と問うたことに対して自分なりの答えを出すことだ。

重要なのは、この「なぜ？」に対する解答には模範解答がないことだ。

そして最重要なことは、あなたが脳内で考える思考のプロセスを継続させることだ。

この思考を脳内で回転させ続けるというプロセスが大切であり、思考を深めるためにマストなのだ。

これをすることによって思考力は日に日に増して、10年後には一頭地を抜くことだろう。

もし、あなたが今上手くいっていなかったとして、自分自身に「なぜ、私は上手くいっていないのだろう？」と問いかけてみて欲しい。

真面目なあなたは、必ずその答えをご自身の中に持ち合わせているはずだ。

そして、本当は知っているはずだ。

それをすれば、人生が好転しだすことを。

しかし、本音はそれをするのが怖いだけなのだ。

だから、臭いものにふたをするがごとく、人生上手くいっていないふりをしているだけなのだ。

アドラー心理学的に解釈すると、「成功するための本質的に重要なことを、恐怖が為に回避したい」という目的の為に、「人生が上手くいっていない」という手段を用いているに過ぎない。

大切なことは、いつもあなたの中に潜んでいるはずだ。