前頭葉の活動が止まったなあと、思う時、あいうえお、九九をやってみた・・。
前頭葉の活動が止まる・・。脳内、シャットダウン、思考停止状態。まあ、これは、休養するために保護(休養)入院という形の中でした。
OTというリクレーションの時間もあり、塗り絵とか、折り紙、写経、九九、簡単な足し算、などなど、ワーカーが色々と、道具を用意して、やってくる。
最悪なのは、あいうえおが、思い出せなくなる。あの問題のや行が一番あやしい。それと、「め」、「ぬ」、「ね」の区別もできなくなる。で、ナースとか、他の患者さんに聞きまわったり、最後は、辞書で確認。更にあやしくなるのは、九九ができなくなる。とりあえず、やってみる。やっぱりおかしい。自己認識する。で、ワーカーにこれでいいのか、みてもらう。最後は、足し算しながら、答えを導きだして、そうかこれだったのか。
心理相談の先生にその話をしたら、「いいですね。前頭葉がポカポカしてくるでしょ、」と。まあ、この原体験があるから、だめだなあと、思う時は、自宅だったら、ヤフーのかんたんゲームのクッキーマッチを、1ゲームだけ、ウォーミングアップのつもりで、やっている。何も考えずボッーと。
あとは、食べものには、注意している。症状がよくないと、思われるときは、バナナ、小松菜など、買っては、食している。
開きなおる。生活を、「食う、寝る、出す」だけで、これでよっしゃ!今日も、ウンチョスが出た、出た。その先は、何も考えないようにしている。
カスタムな生活を続ける。腹がへったら、メシを作り、食べる。疲れたらゴロゴロする。風呂は、簡単シャワーでいいや。洗濯もおきまりのものを回して洗う。時間になれば、服薬、歯磨き、寝る。
メニューはワンパターンでいい、で、味噌汁、ごはん、卵焼きだけできれば、それでいい。お昼は、朝の残りメシ。夜は、スパ(主にペペロンチーノ)、そうめん、そば、手がかからないもの。間食は、ロカボのナッツを少し、甘みがほしければ、冷凍にしてある、干し柿を。
しばらく、このルーチンで続けている。味噌汁は、あらかじめ刻んで冷凍にしてある油揚げ、包丁も使いたくなければ、調理ばさみで具材を切る。シメジ、など、火の通りやすいものをお椀にセット。一人前でいい。
ゆとりがあるときは、鰯の煮つけをしあげて、タッパーに冷凍保存。
まあ、家族がいれば、そういうわけにはいかないだろうが・・。
自分のためにだけ、生きるときも、時間も、時には必要となる。
涙か、音楽療法の時間は、何を歌っても、涙ぐんでしまった。ワーカーの電子ピアノの伴奏を聞いているだけでも、涙。みんなで、歌っても涙・・。
相部屋が嫌だったら、差額を支払い、二人部屋にかえてもらったり、この人と一緒だったら、へんなストレスを感じたら、またかえてもらったり・・。
あまり、コンビニ食、インスタントラーメン、カップヌードルは、食べない。お菓子も食べない。よくわからないが、なにか体がうけつけないのである。
ペペロンチーノに変化をつけるだけで。ゴボウをいれたり、大根をいれたり、小松菜を入れたり、その時の、冷蔵庫の野菜の残り具合で、入れる具材を冒険的に変えてみるのも、大きな成長だった。ごはんに、味を付けずに、トウモロコシの実、ゆがいて冷凍にしてあった枝豆だけで炊き込んでみる。
もすこし、変化。カレールーのひとかけを半分にして、それを、薄くスライスして、そのあり合わせの具とともに炊き込んでみる。簡単、炊き込みご飯。
そのうち、小鳥のさえずりが、響く。カラスがカァカァと鳴く。月も綺麗にみえる。それも、一歩前進と。
とにかく、時間がいる。自分自身で立ち直らない限りは、どうしようもならないから・・。
と、九九、あいうえおを書きだした、あの日をふと思い出すのであった。
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