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草むしり三昧・・4輪駆動⇊超絶疲れた

天気がいいのを狙って、2日間、オババの家に草取りにでかけました。

前日、納屋の自動シャッターのリモコンの電池切れだとか言われて、ボタン電池を帰りの道すがらのドラッグストアで購入。

2日目は、そのボタン電池を届けるため、絶対、はってでもいかないかんという義務感。

駅前では、市会議員選挙である立候補者がマイク片手になにやら、街宣活動中。ビラ配りをしていたのは、元市会議員のそのおかあさん。

「あら、お元気そうで、よかった、よかった・・」

「どなたでしたっけ?」と言われても。

「はあ・・ずっと昔にウグイス嬢の見習いをさせていただいたもので。」

「昨日も、実家の母が高齢になって、草取りでしたよ、今日もそうです」

「本当に、休耕田の問題とか、少子高齢化のこと、なんとかなりませんかね」

ビラは、もらわず、その場を立ち去る。

選挙活動も大切だが、草取り、家のメインテが、目の前に押し寄せてくる。

あの人たちは、家のことはほっといて、選挙演説、街宣か。

そう言う人もいるだろう。昔からそうだった。

オババの家に到着。ボタン電池を差し出す。

オババ、お顔の手入れを満面に行う。

しばらくすると、姉の旦那さんが、3台分の車のスタッドレスから、普通タイヤの交換作業にやってくる。田舎だから、旦那、姉、姪、一人一台車という感じである。

丁度、車庫というか納屋のリモコン式シャッターの開け閉めが必然的になり、ボタン電池の購入は、グッドタイミング。タイヤの置き場として利用されている。

が、リモコンのボタン電池を替えても、シャッターの調子が悪い。

旦那さんが、自力で、押し上げたり、具合をみてくれる。が、調子が悪い。

オババ、「〇〇さに、やってもらったで、〇〇さにみてもらえばええ・・」

旦那さん「〇〇さ、年やで、ダメかもしれん・・」

私は、シャッターに張ってある、〇〇シャッターの電話番号シールを見つけて、「ここに連絡すればいいんでねえ~、こないだの洗面所直した時も、〇〇シールの連絡先で解決したし・・」

紙と鉛筆を持ってきて、電話番号をひかえる。

時間は、9時だったので、「そやなあ、10時ぐらいに電話してみるわ」

旦那さん、力技で、シャッターを押し上げて、タイヤ交換作業。

私も、少し早いが、草取り作業を開始。

10時過ぎに、恐る恐る電話をかけてみる。フリーダイヤルだから、どこにつながるかわからない、今の世情。

「おお、かかった!」「失礼ですが、事務所は、どこですか?」
「〇〇市(隣の市)ですが・・」

「リモコンの具合が悪いですか?」「いや、本体のようですが・・」

「一度見に伺うというのはどうでしょうか?」「あの、もし修理となったら、見積もりとかしてもらえるのですか?」「見積もりいたします」

「どちらさまで?」「〇〇の娘で、・・」
と、オヤジの名前を言って、確認がとれた。

「家主が今でかけていて、お昼頃、また電話くださいますか?」

と、女性の対応もよく、第一段階突破。

タイヤ交換作業をしている、旦那さんに一声かけて。

「電話つながった、隣の〇〇市だって。家主の立ち合いのもとのほうがええで、お昼ぐらいにまた電話かけてもらうようにした・・」

旦那さんといえども、姉が旦那さんの家に嫁いだもので、姓がちがうし、マスオさんでもないし、オババの家周りのことは、やらない主義を守っている人だから。その辺りは、男性は、きっぱりしている。

お昼近くに、オババが近くに住む姉の家の畑からご帰還。

そのころになると、リモコンと、シャッターがうまく連動して動く。

「直った、もう見てもらわんでもええわ・・」とオババ。

こちらは、4輪駆動で、裏庭から草取りに励む。

建物のある周辺を重点的に草取り。草をとっては、ミノに草をいれ、いっぱいになったら、竹藪の窪地に運びこむ作業の繰り返し。

初鳴きウグイスの鳴き声も聴く。まだやなあ、本調子でない。

表には、旦那さんが、車のタイヤ交換しているし、陽がさしてくるのも、裏庭の方がはやいので、気を使わないように、裏庭周辺の草取り。旦那さんのタイヤ交換と、シャッターの不具合発見のベストな日だった。

旦那さんといえども、赤の他人さまだから、気を使い、それで、寡黙にコツコツと草取りに励みすぎた。

シャッターの営業所の女性スタッフの折り返し電話があったようで、オババをどう説得させたか知らないが、2時過ぎにシャッター屋さんが来てくれることになったようだ。

そのころには、私はクタクタになっていた。

シャッター屋さんが来てくれるのを待ち受けるように、姉が車を寄せて、待機していた。

シャッター屋さん、脚立が、最新。足がそれぞれの高さに自在に伸ばせるように平地でなくても、坂のように盛り上がっていても調整できる。

それを、ボォーと眺めていた。相手しているのは、姉。オババはイスにこしかけていた。

モーターの修理。古い機種だから、シャッターの本体は、劣化していなかったので、モーター、リモコンの取り換えを行う必要があるとか。

見積書を、今週中に郵送するという話で終わったようだ。

姉が、「丁度いいタイミングに、電話いれてくれて、ありがとう」と私にお礼を言う。

お礼を言われても、いつも、家の不具合を見つけては、電話かけて、おおごとにさせているようで、申し訳ない。

クタクタだから、旦那さんが不機嫌になるんとちゃうかな?とそればかり気になっていた。

姉は、「うちの旦那は、洗濯、布団干し、部屋の掃除担当。洗濯干しも、私がやると、気に入らんらしいから・・。布団干しも、花粉をパタパタと払っていれてる・・・せめて、タイヤ交換作業はやってもらわんと」

分業である。きっちり分業制。

「駅まで、送ってもらったら?」

「ええ、陽にあたりながら、歩いて帰るのが一番やで」

初鳴きウグイス記念日の一幕。

翌日、疲れ果てて、横になっていたら、オババから「おかあさんやけど、大丈夫?」と、留守電に反応。「死んどるわ!」

本当に死ぬ気で、行ったものだから。

ふと、気づく。方言で、タケミと呼んでいたもの、草取りの籠(ミノ)、正式には、竹ミノ。それが縮まって、タケミかと。




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