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水上リフレクション

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女子ボートレーサーと奇妙なおじさん達との物語。中原千晶をトップレーサーにする!その夢を追いかけて、いつも暇だったおじさん達は生きがいを見つけ奮闘する。しかし中原千晶はボートレーサ…
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#ボートレーサー

【小説】水上リフレクション2

第二章 【サンドイッチと紙屑】 先頭で2号艇ゴールイン、続いて5号艇ゴールイン、3号艇、…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション3

第三章 【天神の街とヘンテコ双眼鏡】  歳三は今年で六十二歳になる。ひまじぃと呼ばれ、も…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション4

第四章【操り人形とビンタ】  翌朝、歳三は目醒めがよく五時には起床していた。前日の酒はま…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション5

第五章【赤文字と将棋】 昨日【華美】を出た後、【アトリエ】で飲み会をした。案の定、千晶は…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション6

第六章【もつ鍋とゴールデンバット】 昨日【華美】を出た後、【アトリエ】で飲み会をした。誠…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション7

第七章【博多弁と危ない女】 午後五時四十五分。千晶は博多駅南口の玄関付近で和也を待ってい…

寿りんこ
4年前
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【小説】水上リフレクション8

第八章【レモンと手紙】 歳三と誠二はレース場で練習を見た後【華美】で軽く食事を取っていた。 「このなんとかグラタンは不味かばい」 「お前は何食っても分からないんだから贅沢言うな」 歳三は注文した不味いホットドックをかじりながら誠二に言った。。 その時、自動ドアが開き背中越しに声がした。 「あっ、ひまじぃに誠二さん!」 紛れもなく美鈴の甲高く大きな声だった。 「丁度、良かった。話があるんだ」 そう言って美鈴は俊三のとなりに座った。その横には、色は違うが美鈴と似たようなジャージ

【小説】水上リフレクション9

第九章【天使の血と悪魔の血】  あの【華美】での出来事から丸一日が過ぎた。歳三は今日、図…

寿りんこ
3年前
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