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業務効率化 = いかにサボるか

仕事でいきなり「効率化を目指せ」と言っても、慣れない間は難しいもの。

そもそも「効率化」ってなんなんだ。

私は、場が許されるのであれば、「サボれること」と言っています。

つまり、私の願いは、みんな仕事をサボってほしい。

…当然こんな言い方だと、偉い人に怒られるので、発言する場面を考えないといけないのですが。

とはいえこの言い方は間違ってないと思っています。
すなわち、無駄に時間がかかることをするな、という意味です。

忙しいと、ずっと手を動かしていないといけない。
まあ働いているアピールには十分かもしれませんが、疲れてしまいます。
もっとサボれるようにするには?

手を止めればいいですね。

手を止められる工夫を探してみましょう。


パソコンでいえば、電源をつけてから実際に操作可能になるまでの時間。
長ければ長いほど、何もできない時間が増えます。

いつ起動するかなーと、画面の前で待ちぼうけ。

モチベーションが下がっていきます。

でも起動に5分かかるパソコンが1分で起動するようになったら。

4分浮きます。浮いた4分、何もせずサボってもプラマイゼロですね。

つまりこの場合、パソコンの整理をしてみるとか、上位機種のパソコンを買うのが改善案として上がります。

あるいはたとえば、毎日毎日こまめにシュレッダーのゴミ袋をまとめている。

袋に空きがあるなら、2日おきにしてみたらどうでしょう?

1年間で見ると、ゴミ袋をまとめる時間が半分になるということです。

それだけあればサボり放題ですね。

時間の短縮に限らず、手数を減らすのもまたサボりへの一歩です。

家に帰ってきてドアを開けた瞬間、勝手に部屋の電気がついて、エアコンもついて、パソコンも起動して、お茶を沸かしてくれたら。

なんて素敵なんでしょう。

電気のスイッチにすら手を伸ばさず、そのまま部屋に直行して横になれます。

…まあ、横になったらお茶が飲めないですが。

効率化しろ効率化しろと言われてもよく分からない場合、サボりたいなあ…という意志を原動力に探してみると、見つかるかもしれませんよ。


なお、いざ時間ができたからサボるかと言われると、そうではありません。

時間ができたなら、その時間は本来無駄だったということです。
これで仕事の本質…私どもの仕事なら、新しいプログラムの開発や企画検討に費やせる時間が増やせます。
ほかの業種でも、その業種だからこそしないといけない仕事に費やせる時間が増えます。

自動化を突き詰めていくと、最後はロボットに辿り着きます。
私の業種でいけば、AIがプログラムを書いてくれる時代はすぐそこです。
でもAIには、より人間様が好んでくれる、お金をつぎ込んでくれるプログラムの企画は思いつきません。
そこは人間の仕事。
そういう、人間しかできない仕事をするために、人間がやる必要のないことは減らしていきましょう。

私にとって業務効率化は、そんな考え方です。

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