【ゲームの話】失敗したくなくて死にたくない話

ゲームの話のような、それ以外にも通ずるような。

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幼少期の何が原因になっているのかは分からないけれど、どうやら自分は失敗を極度に恐れるようです。
最近の若者は失敗を恐れるという話はよくありますが、それにしても恐れすぎる。
安全牌しか打ちません。(比喩でもあるし、実際の麻雀でもすぐ下りがちなのでそのままの意味でもある)

そして失敗の定義が非常に広い。
仕事で言えば始末書レベルは当然、同僚に「あれ?ここってこうだっけ?」って言われただけでも若干ショックを受けます。
もちろん、さすがにそれでは社会人のふりをして生活できないので、そのくらいはあまり気にしないように頑張っているけれども…。

ただ、プライベート、特にゲームになると全く慣れません。

世の中のほとんどのゲームは、対人・対CPUの対戦を通じて、自分をもっと高めていく作りになっています。
そしてその過程では試行錯誤を重ねることになります。何度か。場合によっては、数千回に及ぶこともあるかも。
たとえばスーパーマリオのクッパ戦だって、クッパがジャンプしてる間に足元を抜けるなんて初見では分かりません。何度もやってみて、「これ足元抜けられるんじゃね?」って気付くものです。そして突っ込むタイミングを間違えて踏み潰されます。

この試行錯誤が大嫌い。だって失敗するから。

この失敗に対する感覚が、どうやら他人と違うようなのです。

・マリオで1機減る
・(場合によっては)スーパーマリオが小さくなる
・ポケモンがひんしになる
・スプラトゥーンのナワバリ・ガチマッチで1キルされる
・スプラトゥーンのヒーロー・オクトで1機失う
・スプラトゥーンのサーモンランで1デスする
・スマブラで1機失う
・カービィで1機失う
・マイクラで死ぬ
・音ゲーでコンボが途切れる
・(場合によっては)音ゲーでコンボは切れないけどベストタイミングからズレる
・テトリスで穴が空いた段が積み上がる
・ぷよぷよで連鎖が切れる
・電車でGOで定刻に遅れる・停止位置を超える
・クイズゲームで誤答する
・桃鉄で他人にゴールされる

これら、全部を等しく失敗と捉えてしまって、そして落ち込みます。
たぶんいくつか、そんなの気にするような話じゃないものもあるんだろうとは思いますが、どう頑張っても落ち込んでしまいます。
しかもどれもだいたい同じぐらいの落ち込み方をします。
連続で失敗をするとすぐ自暴自棄になります。

何が困るって、これだと何のゲームもできないんです。
いわゆる対戦ゲームが全滅してます。そしてゲームってだいたい対戦要素があります。

詰んだ。

むかしむかし、ポケモンサファイアをリアルタイムでプレイしていたころからずっと変わっていないので、たぶん改善は相当厳しいと思います。
当時、カービィもロックマンエグゼも持っていたのですが、どちらも途中で心が折れました。カービィの残機が減ったり、ロックマンがダメージを受けるのにあまりにも耐えられず。

もう一つの困った性格が、周りの誰かがやってると混ざりたくなること。

やっぱりゲームってよくできてるもので、見てる分にはすごく楽しいんです。
混ざって一緒にやりたいんです。

でもスマブラが楽しそうに見えても、混ざったらおそらくいつか1機落とすでしょう。
スプラのガチマが楽しそうに見えても、確実にキルされます(キルデスが発生しないガチマはガチマじゃないじゃん)。
ぷよぷよが楽しそうに見えても、いい感じに連鎖を組めたとしても、おそらくおじゃまぷよに邪魔されます。

全部すごく些細なのですが、自分にとってはどれもミス。ゲーセンのゲームで残機がなくなって100円入れざるを得ないのと同じ感覚。
なんなら、仕事中に上司に叱責されてるのと同じ感覚だったりします。いやほんとに。

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だから、自分は極力混ざらないように心がけています。

薄情かもしれません。自分を呼んでも拒否するから。

いや、本心はめっちゃ行きたいんです。一緒にゲームしたいんです。
でも、しちゃったら自分のメンタルがもたないんです。
だからそこは行きたいという返事をグッと我慢して、行きませんと言います。

本当は、一緒に混ざって遊びたい。
そうなれたらどれだけ楽しいか。

でも、混ざったら勝ち負けが発生する。自分が勝ってばっかりな訳がない。いつか負ける。
負けた瞬間に拗ねる。
その負けるの基準がさっきの失敗の基準だから、ものすごく拗ねやすい。

自分がメンタル不調になるのはいいとして、呼んでくれて一緒に遊んでくれた人にも迷惑をかけてしまうだろう。

…だから、本当に行きたいんだけれど、本心ではないけれども…
…でも行かないようにしています。

これは性格のようなので、おそらく死ぬまで変わりません。
変えようと努力している過程で何度も拗ねて、何度も自暴自棄になるでしょう。
おそらくそのうち変えようとする努力を諦めるでしょう。
実際、何度も変えようとして、何度も諦めてきました。

何度も諦める理由がずっと掴めなかったのですが、ここ最近、色んな人と話している中で、失敗の価値観が他人と全然違うことに気付けました。

なのでここに書き置きをして、
時々起きる「あれ?なんで自分は他の人と一緒にスプラトゥーンやらないんだろう?」って疑問を持ったときに読もうと思います。

行かない方が身のためです。失敗への恐れが大きすぎなのだから。

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それなのに、続けられているゲームもいくつかあります。

筆頭はここ数年ずっとやってるスプラトゥーン2のサーモンラン。
これだけはなぜか続いています。
試行錯誤にさほど手こずらなかったのか、あるいは「1回もデスしてはいけない」という意識が奏功したのか、よくわかりませんが、それでもおそらく界隈では上位の実力を身につけられました。独力で。

この勝因を探らないと、いずれくるサービス終了時に途方に暮れそうで…。

理由探しと、自分に向いていそうなゲーム探しをしています。

一応他にもいくつかあって、

・Simutrans
      初心者モードかつ所持金を多めにしてスタートしたので、資金が枯渇することはまずない
      箱庭ゲームとして気まぐれでやっている
・マインクラフト
      PvP・PvEは絶対参加しないけれど、それ以外のマルチサーバー暮らしは楽しめている
      建築に興味がないのでやることがなく、最近ログインしていないのは別の話。
・いくつかの音ゲー
      コンボを切らす=失敗だけれど、さすがにリズムを刻むぐらいはできるので、かなり下の難易度の譜面をやっている
      そうすると失敗はめったにしないし、ベストタイミングで叩ける回数を増やすスコアアタックもできるので、まずまず満足している

Simutransは一人用なのでアレだけれど、マイクラは対人戦イベントには参加できないし、音ゲーは他人の話についていけません(高難易度譜面をプレイする人が大多数なので当たり前)。
その点、先のサーモンランは話についていけるし、呼ばれたら自信を持って合流できます。
こういう、サーモンランみたいな奇跡の出会いを他のゲームでもやりたいなあと思いつつ。

地雷を踏み抜かないよう、ってのはきっと無理だけれど、自分の性に合って、なおかつ他の人と一緒に話ができるゲームを増やせたらな、と思っています。

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