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ロマンチスト

一休和尚の辞世の句といわれています。

この世に生を受けたときに借りた五つのもの、地水火風空のうち四つは返し、今から空に向かうぞと。一休さんは禅僧だから、いよいよ空(くう)の境地を会得するぞということでしょうか。五つのうち「空」だけはいただいていくぜ、とでもいわんばかりに。

破天荒で知られる一休禅師ですが、きっと照れ屋さんでロマンチストだったにちがいないとか、そんなことをかんがえながら。

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借り置きし五つのものを四つ返し
本来空に今ぞもとづく

farewell poem by Ikkyū Sōjun
一休宗純 辞世の句
No.2,051
2019/12/17 – 352

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