まちづくり戦略3.0を読んで

私は2年ほど広島県北部の三次(みよし)という町で暮らした事がある。広島駅から2時間ほど車を走らせて行ける島根県との県境の町である。

今も年に数回訪れる事がある。秋には雲海がひろがり、冬は広島なのに豪雪地帯で、しっかりと四季が感じられる三次が大好きだ。

野山シェアリングというサービスもこの三次での生活がもとになっている。自然にあふれているが、その地域の住民はその価値には気づかず、当たり前の景色なのである。東京から引っ越した私はこの田舎の田園風景が有難い尊いものに思えた。

ずっとこの美しい日本の原風景が残ってくれたらよいなと思っているが、少子高齢化で、今後この地域も衰退の一途をたどる事となる。なんとかしたいという思いをもちつつなにをしたらいいかわからない時に「まちづくり戦略3.0」という本にであった。

地域創生の本の決定版みたいな本で金言も多く読みやすかった。


求めていたものに出会えた喜びはあったが読み終わったあとに、「でも俺には無理かな」と感じてしまった。また三次で暮らす事になったら、再度この本を手にとり、チャレンジしてみようと思う。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?