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裁量労働制

それはまだ働き方改革の前のことでした。たしか2013年ごろ、社員全員、裁量労働制を強いられていて、サービス残業はあたりまえ、こんなご時世だから、働いて、働いて、お金を稼がなければ、会社は利益を生み出せませんという感じでした。

労働基準監督署に行って相談しました。回答は、会社とよく話し合ってくださいと帰されます。
そこで、証拠をもって、正式に調査依頼をするのです。裁量労働制というのは11種類の職種に限られていて、プログラマーその中に含まれません。社員全員、裁量労働制というのはおかしいでしょう。

 そして調査が入りました。労働基準監督署の人も勘違いして、僕が残業代を欲しいからと思っているらしい。僕は残業はなるべくしないようにしてました。会社の不正を正したいと思ってした事です。

 三田の労働監督署に行ったのですが、調査結果、人事部長が渋谷の労働監督署と結託して全員を裁量労働制にしたらしい。労働監督署が手助けをしているとは。。。

 裁量労働制を適用できる職種に映画のディレクター等と書かれているのですが、この等に全員を入れてしまったらしい。
 そして指導は入り、プログラマーとコーダーはフレックスタイム制になりました。そしたら、プログラマーもSEに肩書を変えようという話がでましたが、それは取りやめになりました。

 その後、新人が入ってもプログラマーではなくSEという肩書で裁量労働制に採用しています。もう引退もまじかなのでコーダーの人に実はフレックスタイム制になったのはこれこれこういうわけだったのだよ。

 そしたら、感謝されて、十分稼がせていただいておりますと。コーダーは仕事が多く、残業も多いです。しかし、僕が退職の窮地に追いやられても、そんなこと知らないよという態度でした。話もしてくれません。

 ほとんどの人間は自分だけよければ良いという考え方で、会社を良くしようとか思う人は皆無であります。

確か、ネットイヤークラフトという会社でした。

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