今更聞けないブロックチェーン。あらためてインプットしてますw

ゴローです!
前回の記事はこちら(ドラフト会議で選手を引き当てた気分w 「SorareMLB」の楽しみ方⑤)

今回は、最近読み返している本「ブロックチェーンレボリューション」の第一章から参考になりそうな部分を引用して、来年以降をイメージするのに役立てていければと思います。

この本を4~5年前ぐらいに読んだ時は、ピンとこなかったと言いますか、あまりにも知識が無さ過ぎて、書いてあることがほぼ分からなかったのと、407ページと通常のビジネス本の2倍以上もある分厚さに圧倒されて、途中から読まなくなってしまいましたw

最近感じているのは、暗号資産やNFT、web3、メタバースなどを触っているとどうしても短期的な利益を求めてしまいがちなため、安直な判断をしやすくなる傾向にあります。

しかし、よくよく考えてみるとベースにある「ブロックチェーン技術」の将来性を理解すれば、短期的な利益にこだわらず、もっと長期的な視点に立てるのではないかと思います。

◆ブロックチェーンから見えてくる未来
・本物のシェアリング・エコノミーがやってくる
・金融業界に競争とイノベーションが生まれる
・財産権が確実にデータ化される
・送金が安く、早く、簡単になる
・支援金が必要な人に確実に届く
・クリエイターが作品の対価を受けとれる
・会社の形態が進化する
・モノが自分で動くようになる
・小さな起業がどんどん生まれる
・政治が人びとのものになる

ブロックチェーン・レボリューションP20から抜粋

下記に個人的見解をまとめてみたいと思います。

本物のシェアリング・エコノミーがやってくる
空き部屋が見つけられる「Airbnb」や必要な時に車を手配できる「Uber」などがイメージしやすいですが、こうした「情報を集約」して成り立っているビジネスは今後、集中管理は廃れ、分散されたアプリケーションが主流になると著書では指摘されています。

パッと思いついたのは「人材サービス」です。
求人企業と求職者をマッチングするサービスですが、求人企業が直接採用できるようなサービスが出来そうな気がします。(類似したサービスはあるかと思いますが。。。)

・金融業界に競争とイノベーションが生まれる
個人的には、金融業界は大きく変わっていくだろうなと考えています。
先日読んだ「Xデイ到来 資産はこう守れ! 藤巻健史」によると、こんな事が書かれておりました。

「国内取引の決済は日銀デジタルと暗号資産、外国貿易の決済は暗号資産」

Xデイ到来 資産はこう守れ!P240

時間が掛かり、仲介手数料なども高い海外送金などは暗号資産決済へ変わるのではないでしょうか?

・財産権が確実にデータ化される
著書にこんな事が書かれてありました。お恥ずかしながら、こうした事が世界のどこかにあるとは。。。

自分のものだった土地を政府の独断で奪われる人が世界には数多くいる。腐った役人んがデータを書き換えれば、それで終わりだ。自分の土地だという証拠がないので、ローンも組めず、家も建てられず、ある日とつぜん取り上げられても文句が言えない。

ブロックチェーン・レボリューションP24から引用

・送金が安く、早く、簡単になる
これは「金融業界に競争とイノベーションが生まれる」に書いた通りです。
この分野は圧倒的にブロックチェーンを使った国際送金ネットワークが主流になる日も遠くはないんじゃないでしょうか。

・支援金が必要な人に届く
募金とかはあまりしたことがないですが、第三者が仲介していることが多いので、個人として送金するのは少し不安でもありました。
また、募金したお金が行方不明になってしまったことも過去にはあったりしますので、尚更、不安になります。

こうした課題も、確かにブロックチェーンを使えば、仲介者はいないので直接支援したい方々に送金できますし、持ち逃げされる心配もないですね。

むしろ、募金は全てブロックチェーンを使うようにしてみてはどうなんでしょうか?

・クリエイターが作品の対価を受けとれる
本書には、音楽ファイル共有サービス「ナップスター」を例にだしていました。
著作権で保護されているはずの音楽が、シェアされていることが問題となり、既存のレコード業界がナップスター社と創業者、さらには18,000人のユーザーに対しても訴訟を起こされ、ナップスター社は2001年に倒産した事件は注目されました。
ストリーミングサービスを利用して購入した曲がすごい良い曲だったら、友人達にも送ってしまいたくなりますが、かなりグレーゾーンではありますが、レコード業界がそれこそ音楽ファンであるユーザーに対しても訴訟したことに関しては、既存の音楽業界がインターネット時代にうまく対応できず時代遅れで、ミュージシャンたちには優しくない業界であることを露呈してしまったとも言えます。

そこではやり注目すべきは「NFT」の登場だと思います。
ブロックチェーン技術を使いデジタル化された唯一無二のデジタルコンテンツであるNFTで音楽NFTを創れば、レコード会社の力に頼らず販売が可能であり、購入者が二次販売してもミュージシャンに収益が入るようにすることも可能なため、ストリーミングサービスで起こるような無料転送などの問題も解決出来ます。

HIPHOP業界では、NFTレーベルを創る事例も出てきていますので、今後も目が離せません。

会社の形態が進化する
これは、NFTの次は「DAO」だと言われるようになってきたことを指していますよね。

ブロックチェーンはイノベーションや価値の共有を推進し、富の集中を改善して、多数の人に豊かさが行きわたることを可能にする。
ブロックチェーンを利用したスマートコントラクトの普及によって、これまでの組織とは全く違うオープンネットワーク型企業が主流になるかもしれない。

ブロックチェーン・レボリューションP27から引用

ブロックチェーンの本質を突いているのは、ここではないかなと個人的には感じています。
来年以降は、中央集権型の現状の組織形態から、分散型組織への移行期になっていくんではないでしょうか?

・モノが自分で動くようになる

ブロックチェーン技術を使えば、インターネットに接続されたモノ同士が連携し、価値(エネルギー、時間、お金など)を交換し、需要と供給力にもとづく柔軟なサプライチェーンを築くことが可能になる。

ブロックチェーン・レボリューションP28から引用

これはIoTを指しているのか、自分にはイメージ出来ませんでした。
どういうことなんでしょうか?

・小さな起業がどんどん生まれる
個人的には、ここが一番興味あるところです。
クリプト業界では、毎日、様々なサービスが誕生しています。
Defi、NFTもそうですし、またweb3業界でも様々なメタバース内での
サービスが誕生しています。

今までであれば、何かグローバル向けのサービスを展開しようと
思ったら、会社を創ったり口座を創ったり、はたまた海外送金が
必要だったりしましたが、ブロックチェーンを使うことで
自分の住んでいる場所に縛られずに、世界中の人たちと取引することが
可能になってきます。

起業というよりは、「プロジェクト単位」で稼ぐスタイルという
イメージです。
来年は、個人的にもここにチャレンジしていきたいと思っています。

・政治が人びとのものになる
個人的には、ブロックチェーンを知って、中央集権型から分散型への流れになると感じ、特に政治は変わるんじゃないかと思いました。
もしくは、それこそ「メタバース」内で新しい在り方が試されるのかもしれないなと。
現実的には、「選挙」の仕組みをブロックチェーンを使ったやり方に
変えられないものかと思っています。

ブロックチェーンというと、とかくビットコイン、暗号資産といった
印象を持たれる方も多いかと思いますが、非常に可能性がある技術です。

もっとより良い社会を創っていくためにも、ブロックチェーンの理解が
必要だと感じる今日この頃です~

ブロックチェーン関連で、何かお勧めの本などあれば教えて頂けると
嬉しいです!

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