自宅にいる時間が多いいまこそ、「筆写」。

こんにちは。秋毫です。

この時期、自宅にいる時間が今までよりはるかに多くなり、やることできることも限られてしまっていて、ストレスや心配を抱えている人もいらっしゃるかもれません。近年はインターネット、SNSのおかげで、情報収集をすることも、映画や音楽等の趣味を楽しむこともできるようになっています。

しかし、一日の多くをインターネットで過ごしてしまうと、画面ばかりに集中してしまいついつい姿勢が悪くなってしまうことがあるかと思います。また、ニュースで情報収集をするにしても、世間には暗く、否定的な報道も多く、なんとなく精神衛生上よろしくないような気がします。

このような状況にある今こそ、「筆写」(もしくは写経)に挑戦してみるのはいかがでしょうか?これが私の提案です。

筆写とはいったい何?どんなことをすればよいの?と思うかもしれません。ですが難しいことなんて全くありません。読んで字のごとく、「書いてある文字をただ書き写す」だけでよいのです。書き写す際に、心をこめるようにするとよりよい気がします。

筆写をすることのメリットはいくつかあります。まず、筆写をするとき、真剣に書き写そうとすると自然と姿勢が正されること。そして、ペンを持って字を書くため、手先を繊細に動かす必要があり、頭が活性化すること(最近、自分の手で字を書くことはありますか?)。そして最後に、書き写しているとなんだか心が落ち着いてくることです。

書き写す内容はなんでもいいと思います。小説のお気に入りのセリフでも、お気に入りの詩の一節でも、好きな言葉でも。何も思いつかない!そんな方は「写経」、お経を書き写すでも良いかもしれません。ちなみに、「写経」でGoogle検索、検索上位にくるサイトにアクセスすると、お手本用の般若心経のpdfがダウンロードできます。

この文字を書き写すということ、学習としての効果も期待できるかもしれません。幕末から明治時代にかけて、外国の辞書を書き写すことで、その外国語をマスターしたという話もよく聞きます。福沢諭吉、勝海舟、南方熊楠あたりでそのようなエピソードがあるようです。他にも歴史に残る人物で似たようなエピソードがある人はいるのでしょうか。これも気になるところではあります。

なんにせよ、心を落ち着け、自分がこれと決めた文章を真剣に書き写す。そんな時間を一日のうち、15分から30分でも取ってみる。そうすることで見えてくるものがあるのではないでしょうか。

以上、「筆写のすすめ」でした。

ここまでご覧くださった方はどうもありがとうございました。ぜひ「書き写すこと」、実践してみて下さい。

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