キナリ杯のやつについて

(書いてみて思ったどうでもいい感想とか話の解釈とか夏の話とか、ちゃんとした文でもキナリ杯に応募する文でもないです。満足したら消します)

夏って一年の4分の1しかないんだよ、知ってた?人類はこの事実を重く受け止めたほうがいいよ。知らんけど。キナリ杯の応募条件みたいなのをどっかで読んで、私もなんか書きたい、って思ったんだよね、好きなことについて。東京、東京タワー、新宿、歌舞伎町、好きだった人、忘れられなかったこととか、色々あったけど一番好きなのは夏で、好き、とは違うのかな、愛してる、でもなくて、夏を構成する分子の一つ一つに身を焼かれているみたいに夏に惹かれてる、って感じ。私生まれは12月なんですけど。「好きなもの」じゃないんだよ、夏は私にとって前世で私をギロチンにかけた恋人みたいな存在で美しくて絶対にこちらを振り返らないんだよ。八月三十一日で絶対に終わるの。なんの心残りもない、みたいな顔をしてね。それが私にはなんだか腹が立つしキレるし追いかけたくなるし、でも夏ってあんなに溶けそうなほど暑いのにずっと一人の季節だと思うの。冷たい人より、誰にでも優しい人の方が実は怖いって話。キナリ杯に投稿した話の「九条」は「八月三十一日」の擬人化として書きました。この話をフィクションかノンフィクションか、どっちと捉えるかは読み手の自由だと思います。でも私は確かに夏に恋をした。恋と呼ぶにはなんだか違うような、でも地獄の恋ってこんな感じなんだろうなって思った。地獄に行ったことないけど。本当はこの話、何万字でも書けてしまうんだけども、誰かに夏の話を最後まで読んでほしい!とも思ったからめちゃくちゃ頑張って削りました!それでも長くなってしまったんですが。だって好きなんだもんね、恋をするって、その時の自分の人生を相手にあげるようなものだと思ってる。

余談だけど私は夏の終わりも好きだけど夏の初めも好き。初夏っていうやつ?爽やかでいて緑が眩しくてこれから夏が目を覚ますんだ、って季節。それも書こうかなって思ったんだけど、初夏と夏の終わりと、夏の昼間と、夏の夜、ってどれも共存しないと思ってる。これは私の感性の話みたいになると思うんだけど。だから今回は夏の終わりの夜に絞って書きました。選考基準は気分です。気分に勝てるものなんてないんだよ、って好きな人が言ってました。知らんけど。まあでもその人の一番好きなものをその人の一番好きな熱量で見られるってめちゃくちゃ好きですね。好きですよ。夏の方が好きですが。早く大学始まらないかな今年の夏は初めての大学生としての夏なんですよ。だからどうしても外に出たくて。コロナ見てる?今年の夏はまだかなあ