NovelJam2018秋・参戦記(前段)

狂気の大会NovelJam三回目が年内に開催されるとNovelJam2018で耳にしたときに「ホントに狂気だな」と思っていたらホントに実施が決定しました。なにがあっても大抵驚かないように修練しているつもりでしたが、正直引きました。

PDCAという名の代謝を促すためなのか、うら若き小野Dが部会長となり、奔走していたようです。やんごとなきT野さんやE口さんは、おかくれになりました。

なんらかの形でかかわろうとは思っていたのですが、自分でもなんだかよくわからくなっていた中、運営さんが何をおもったのかクラウドファンディングを始めやがりまして『スベるリスク』をとりやがったなと感じました。

そのクラファンの中に『200K払えば参加権利ゲット』というものがあり、いろんな意味合いで能天気な試金石放り込んだな、と思いつつ、こころはさだまっておりました。

わたしはいわゆるセルパブを6年くらいやっており、ありがたいことにその印税が新生銀行の専用口座に毎月ちゃりちゃりとたまっていました。

はじめのうちは『よいギター買おうか』『バイクでも買おうか』とおもっていたのですが、自著にお金と時間をつかってくれているのに、それは申し訳がない、という縛りが生じて、まったくそれに手をつけることができませんでした。お金は使ってナンボ、稼いでナンボという思想なので、ちょっとした呪いみたいな感覚もありました。

そこでこのクラファン! 小説を描いて稼いだお金を小説描くために使うというのは最適解でしかない(ですよね)。

運営さんが手弁当なのは実際に肌で感じてはいたのですが、2017年の会計議事録とB/Sとコンバヤシさんの資産目録をデューデリして『ここに投資するというのがやはり最適解である』と判断し、NovelJam2018『秋』ということで秋分の日にコンビニ払いしました。

当然著者枠でのエントリです。

札束でぶんなぐる、という解釈も世にあるのかもしれませんが、セルパブで稼いだお金で自分の意志をまっとうするというのは参加権利じゅうぶんにあるよ、と、自分にいいきかせました。

なんか参加枠買ったやつがいる、ということで一瞬ざわっとしていたようですが、完全に参加表明のタイミングを逸して、当日に明かす、そして、それほどの反応がない(想定内。みんな自分のことでいっぱいだから)という状況に遭遇します。

当日90秒の自己紹介がある、と聞いていたのでコメントはちょっと考えてあったのですが、なんかあまりの無反応さにブルースを感じて、唐突な衝動に任せて歌を歌うことにしました。どんよりしてるのは空じゃないのです。歌ったあとは少しこころが晴れましたが、後ほど運営さんよりオブラートにつつんだ形で『JASRACに刺されるような歌を歌うな』的な釘(しゃべらないほう)を刺されたので、プレゼン用に練習していたYOSHII LOVINSON『Wanted and Sheep』を封印しました。

作曲はするのですが、作詞をしたことはありませんでした。これがきっかけで後世に名をのこす作詞家が生まれることになるのです(わりとマジ)

3日目に『Youtubeで配信している』ということを知りました(なんとなくは知っていたけど忘れてた)

あの突発的な衝動でさらした歌は世界配信されていたんですね。ごめんなさい。でも、反省してないです。だれも止めなかったし

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