冬のスノーボード、春のボードゲーム

どうも、ゴリ松千代です。


先日、とある友人が遊びに来た。もうそろそろ長い付き合いになる。社会性があり、社交性があり、こちらから気を遣わずとも円滑なキャッチボールの出来る貴重な存在。人様の家の敷居を跨ぎ「気にしないでー」なんて言いながら黙ってスマホで好きな事をしているようなタイプではない(そんな奴そもそも家に居ろよって話にはなるが)。いつも笑顔で、過度なテンションにもならない。これが食べたい、それで遊びたい、あれがしたいといった主張もある。親しき中に礼儀のある、気の置けない友人だ。

そんな彼はいつも唐突に、「明日行っても良いですか?」とメッセージを飛ばしてくる。一ヶ月後とかでは全然ない。本当に、遅くとも1週間後とかの話をしてくるのだ。私はその小学生のようなノリが大好きで、元あった予定をかき分けてでもねじ込み、まるでその日最初から暇だったかのように空けておく。私自身「いつ遊びに誘っても受けてくれる便利な人がいたら良いなぁ」を自ら体現すべく生きているが、結局のところ誘う人(予定タイト側)に積極性がないと無益だ。そんな生けるアミューズメント施設である私をしっかり利用してくれるのは、運営側としてありがたいと言う他ない。

しかしながら我が家では大人だけで遊ぶわけにはいかず、2人の小さい子どもがいる。子どもの相手など毛嫌いする人もそれなりにいるだろう。それでも私の子どもに「一緒に遊びたい」と言われれば笑顔で応え、褒めて伸ばすのはもちろんの事、粗相をすれば優しく手解きをし、嫌な顔一つしない。これが何よりありがたいと思った。他人の家でこれをするのは難しいと思うが、いざ家庭持ちを相手にするとなると相当に重要だと私は思う。子どもを一人の人間として認め、それに対し余裕をもった対応を見せられるかどうかは社会経験や自分の理性のスケールに大きく依存する。例えば『子どもがいない』『家と職場との往復しかしない』『仕事先を含めた家庭外での人間関係が希薄』あるいはその全てが当てはまるといった生活で学ぶのは至難の業だ。

さらに妻は妊娠中(現在安定期)なのだが、「体調は平気だよ」という言葉に対しても黙って臨機応変な対応をしてくれた。以前と比べて長時間遊ぶ事を控えており、昼飯時を過ぎた余裕ある時間にフッと現れ、忙しくなる晩飯前にスッと去る。毎回飲み食い出来るおやつ類を持参したかと思えば、「残りは家族で食べて下さい」と言い残していく。……何だ、何なんだ君は。それに比べてしまったら私は君に対し何も出来ていない。何が生けるアミューズメント施設だ。「いや、そもそも私なら妊娠を気遣って出向かない」という意見もあるかもしれないが、もちろんそれはそれでとてもありがたい。ただ、安定期に入った後のストレス解消という意味で、人との適度な時間の会話も大事な一つの手段だという事を付け加えておく。『会話』になるならな。

本人はそこまで計算に入れて考えていないだろう(考えていたらいたで計算高さが最高だ)し、こんな感動的超大作を読んだところで「自分の事じゃないな」と思うような人間。そういう所が大好きなんだ、私は。君が私の弟だったらどれほど良かったか。本当に……本当にどれほど良かったか!時間が出来たらまた二人でアイスでも食べよう。妻に浮気を疑われながら、寒空の下、コストコで。

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