「物々交換ナイト」というイベントを通して感じた物への価値と物との関わり方について
昨日、友達がオーナーをやっているシェアリングバーを借りて、「物々交換ナイト」という何ともシュールで概念的な名称のイベントを開催しました。
やってみたら意外と面白く、次回に向けての考えもあるので備忘録的にまとめておきます。
そもそも、「なんでそんな面倒なコンセプトで?」という疑問もありますが、仮想通貨トレンドやキャッシュレス、信用経済など、お金という存在のあり方が変化していくだろうという中で、”お金を介さない経済”に先祖帰りしていく可能性もあるのではというひらめきからやってみた、というところです。
あと、同じモノでも「自分が捉える価値」と「他の人が捉える価値」は異なっていいよね、と思う中で原始的な物々交換という行為は、意外と深いんじゃないか、と思ったことも理由です。
そんなややこしいこと考えて飲み会やらなくても、という声も聞こえてきそうですが、とりあえず思いついたらやってみようが大事なのでやりました。
<ルールと当日について>
・自分が持ってきたもの3品と帰るときの3品が違うものになっていること。
・持ってくるものは、食品や保存できないもの以外であればなんでもOK。洋服、雑貨、食器、文房具、本、家電系 などなど。
・1人1分で持ってきたモノの説明・プレゼンを行う。その後、10分間の交換タイムを取り、その時間中は、交換したものをさらに交換することもできる。
・初めて会う人もいたので、まずは飲んだりボードゲームをして打ち解ける
ルールはこんな感じでした。最初の取り組みなんで、流れに任せつつ、交換タイムを明確に設けるというのも当日になって決めたルールです。
参加者は、7名(男性5・女性2)。さて、どうなるか。
<分かったこと・結果>
・持っていくモノは結構悩む。「そういえばこれって家にあるけどもう使わないよね」という絶妙なラインのモノを選びたいし、かといって実用的過ぎても他の人にとっては使いにくかったり。
・持ち寄るものは人それぞれ。カバン、本、靴、服、小物、コーヒーマシンなどなど。
・無事、全員持ってきたモノを持ち帰るモノは違うものに。素晴らしい。
・行き当たりばったりでやってみたけど、参加者の満足度は高かった気がする。面白かった。
・「必ず交換しなきゃいけない」という縛りルールは作って正解だった。そのまま持ち帰る可能性も1品か2品くらいあり得た。
・交換したものをさらに交換OK、というルールも面白かった。交換した途端、他の人に渡っていくのは、ダイナミズムを感じた。
・モノって家の中にたくさんあるし、それぞれに思い出や関わり方もある中で、いわゆる金銭的な”償却されていく価値”と定性的な”高まっていく価値”があるわけで、これを金額でやりとりしようとすると逆に難しいんだろうな、と。
<次回に向けて>
・持ってくるモノについての範囲設定はもう少しやってもいいかも。ただ、それは人によって?グループによって?決めてみてもいいかも。
・購入金額がわかる方がいいのかどうかは要検討。と思ったけどその時点でお金の価値に引っ張られるじゃん、と思い直して却下。
・今回は7人だったけど、20人くらいになると、またちょっと違うことが起きる気がする。
ということで、また3月か4月あたりにやりたいと思います。ご興味持っていただけた方は、ぜひご連絡ください。ご案内します。
↑持っていったモノ3品。3WAYバッグ、肩掛けバッグ、トレーニンググローブ。
↑持ち帰ったモノ3品。コーヒーマシン、パスケース、収納BOX。
多分、金額的なところでいくとDOWNしてるとは思いますが、あんまり気になってないです。この辺の感覚も面白いです。
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