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アナーキーインザ高田馬場
汗だくの現地調査。とても前向きな話。ポジティブっていいな。なにかがはじまるときのエネルギーは、いいよな。
僕は汗っかきなので、夏に現場へ行くときは、着替えを持っていく。
駅のトイレなどで着替える。何食わぬ顔で。とてもスッキリするのだ。
今日は高田馬場駅だ。灼熱だ。五輪だ。
トイレに向かう途中、ふと、缶ビールを飲んでる人が目に入った。
あ、いいな。いいな、それ!絶対正解!
足早に着替えをすませ、キオスク的なところで缶ビールを購入。高田馬場のわりにはすいてる。アナバだ。
ベンチでプシュッ。
この瞬間だけは、何もかもが忘却の彼方へ。ロックンロールと同じ効用だ。
クロマニヨンズの「ビッグチャンス」という唄を聴く。
「労働後、うまいぜ缶ビール!」
そんな歌詞。まさに。それ、オレ。
しかし、なんでまた、外で堂々と酒が飲めなくなったのか。
ウイルスよりも、人の方が怖い。あなたの方が。私の方が。
「生きてるだけで、価値がある」
みんな、存在してるだけで価値があるのに。
あなたがいなくなったら、私は悲しい。
みんなが「あなた」で、みんなが「私」だ。
あやまちは責められてもしょうがないのかもしれないけど、責められるとしたら、それあくまでその行為であって、「あなた」の存在ではないはずなんだ。
ヒロトが歌ってる。マーシーがかき鳴らしてる。「くだらねぇ」とウインクをしてる。
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