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21-22のアーセナルが推せる理由

今季のアーセナルは何故こんなにも推せるのだろう。本日は日曜日、23時からはワトフォード戦だ。首を長くして試合を待っているのは久方ぶりだと思う。このnoteはとにかく試合が待ちきれない私が今のアーセナルが何故こんなにも推せるのかを書き殴ってみただけのnoteだ。勿論いつも出しているようなスタッツもなければデータもない。感情で殴る文面だ。


🔴最悪のスタート

今シーズンのアーセナルのスタートは最悪だった。プレシーズンはハイバーニアンに負け、レンジャースに分け、チェルシー、TOTに負けと全く良いところがなかった。こんな状態でシーズンインして大丈夫なのか?正直思ってた。そして迎えた21-22シーズン。開幕当日に知らされた悲報…オーバメヤン、ラカゼットのコロナウイルスの罹患。そして代役として白羽の矢が立ったのはこの日がプレミアリーグデビューとなった期待の新星バログンだったが格落ち感は否めない。トーマスはプレシーズンで青いチームの変な奴に怪我をさせられ、ガブリエルもケガで離脱とセンターラインに軒並み離脱者がいたこともあったが、まさか昇格組のブレントフォードに力負け。プレシーズンの流れをそのまま引きずったようなシーズン開幕となってしまった。チェルシー戦も、シティ戦も同様の結果だ。開幕3試合を終えて無得点、9失点、リーグ最下位と最悪のスタートだった。この頃の私はアルテタを信じつつも解任されても仕方がないと思う間でやきもきしていた。

しかしここから見違えたかのような結果になった。現在9戦無敗、暫定でリーグ7位。勿論要因は新戦力の台頭と中核メンバーの復帰だろう。シーズン始まってたった2ヵ月でここまでの紆余曲折を体感できるのはアーセナルだけだ。この絶叫マシーンに乗らない理由はないだろう。

🔴サカとスミスロウ

これは言わずもがなだ。今シーズンからアーセナルの7番と10番を背負うのはヘイルエンド卒の細胞単位からアーセナルに染まりきっている2人だ。何故こんなにもユース卒の選手はアーセナル愛に溢れるのだと思うのだが、それはアーセナルの教育方針がそうさせている。アーセナルは他のクラブと違い、アカデミー時期はフットボールの練習量に負荷をかけることはせず、学業を優先させている。このことによって分別をわきまえた礼儀正しい選手たちが誕生していくのだ。ニューカッスルファンの父親の下に生まれ、進学も視野にあったが本人の希望でプロフットボールの世界に飛び込んだサカ。南ロンドンに生まれ、アーセナルアカデミーに入るため家族全員がノースロンドンに引っ越したスミスロウ。どちらも素晴らしいサクセスストーリー。こんな素敵で若い7番と10番が居るチームを推さない理由はないだろう。


🔴新生ヤングガナーズ

今シーズン画策した若手回帰路線は今のところ大成功と言えるだろう。帰ってきたロマンをふんだんに詰め込んだ若いアーセナルだ。ウーデゴール、ラムズデール、ホワイト、タバレス、ロコンガ、冨安。今夏獲得した選手は全員23歳以下。現有戦力に目を向けても、先述したサカとスミスロウ、マルティネッリ、エンケティア、ティアニー。とにかく若い、今シーズンのプレミアリーグで平均年齢が最も若いのは我がチームだ。昨日の冨安のインタビューにもあったがアーセナルが一番上だった時代に一緒に戻ることができれば、今いる場所が世界最高の場所になる。その世界最高の場所に本当に連れて行ってくれると信じられる選手たちがこんなにもいるのだ。ましてや新戦力達がバッチリ嵌っているのだから信じないわけがないだろう


🔴日本人選手たち

移籍市場最終日にやってきた逆黒船。冨安選手。過去にもアーセナルに日本人選手が在籍していたこともあったが、今回は紛れもなく戦力としての獲得だった。加入2日で迎えたノリッジ戦。冨安は出色の出来だった。彼はもうアーセナルに欠かせない選手だ。謙虚で目の前の相手に全力で立ち向かう、あまり感情を表に出すことはしないあたりも日本人ぽくて好感を持つ。そして同時期にアーセナルウィメンにも日本人選手が居るのだ。足下の確かな技術、素早くて小動物のようなかわいさを持つ岩渕選手だ。男女共に日本人選手がアーセナルに居るんだ。同じ日本人選手として親のような目線で見守らない理由がないだろう


🔴ミケル・アルテタ

エメリ期の混乱したチームを一手に引き受けたアルテタを応援せずにはいられない。監督未経験で名門再建を背負って戦うプレッシャーは想像もできない。加入初年度でFA杯を制覇し、その手腕は確かなものだと思ったが、そこはまだ若手なのか、ムラが激しい。完璧な試合の次に、あれっ?と思うような試合をいくつも見せている。このもどかしさもまたアーセナルっぽい(笑)そしてアルテタはアーセナルの元キャプテンだ。チームの元キャプテンが初めて監督として名門再建に向けて奮闘するストーリーは紆余曲折以外のなにものでもない。そしてアカデミー長のメルデザッカーも元アーセナルの選手だ。そしてアルテタ、メルデザッカーは10年前のパニックバイでアーセナルにやってきた。あの時はオールドトラフォードで2-8の惨敗となり文字通りのパニックバイだった。そこから時を経る事10年。今度は同じマンチェスターでも青いほうのチームに0-5の惨敗。しかも2-8の惨劇からちょうど10年後の日だった。そして監督、アカデミー長はその10年前の惨劇によってアーセナルに加わることになった方々だ。偶然にも運命にもなるこの繋がりを信じない理由はないだろう


🔴ALL OR NOTHING

そんな魅力が詰まりに詰まってるアーセナル。こんなに素敵なシーズンのアーセナルを裏側から丸裸にしてくれるのがAMAZONプライムの名物企画ALL OR NOTHINGだ。3連敗時のチームの雰囲気、新戦力の台頭等が全て見られるのだからこれを見るためにも今シーズンのアーセナルを応援しない理由はないだろう


総じて今シーズンのアーセナルは魅力しかない。はたしてそれがどんな魅力なのかと言われると個人的にはこんな感じだ。

ペップ、クロップ、トゥヘル、コンテらの世界トップレベルの監督たち、力をつけてくる昇格組、命を懸けて応援するファン。この世界最高のリーグにロマンという大剣一本で乗り込むRPGの主人公のようなイメージをアーセナルからは感じる。こんなに楽しいチームは他にない。23時が待ち遠しい。

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