見出し画像

アーセナルの6番に求められるものとは


お久しぶりです。グナ島です。皆様覚えてますでしょうか?
最近は専ら安直なツイートばかりを心がけ、特に代わり映えのない毎日を過ごしています。アーセナルもなんだか勝つことが当たり前のようになってきている感も徐々にですが実感している自分が居たりして、良い意味で張りを感じない場面も出てきました。


さて、私が以前にしたツイート(今はポストって言うんですよね。)を覚えてますでしょうか?


思えばずーっと彼を推してました。ずーっと、ずーっと。それでも加入したらずーっと前から所属していたんじゃないかと思えるほど目が慣れてしまって…
今日久しぶりにnoteを書いてみようと思い、とんでもなく重い腰をあげたのは、鉄人でありすぎるが故にパートナーが高齢者(言い方失礼で申し訳ない)になってしまったアーセナルの6番の面々を改めて振り返り、今、プレミアリーグにはどのようなタレントが居るのかを、お得意のsmarterscoutを使って見てみようと思いました。

ちなみにsmarterscoutからは、当該記事を含むSNSへの投稿に関する旨については確認を常に取ってますのでご了承ください。



現在所属しているアーセナルの6番タイプについて



デクラン・ライス(PL基準)

圧巻なのはフィジカル面での優位性(画像左下の横軸の棒)でしょう。保持、非保持の対人性能は50をアベレージとして保持"94" 非保持"75"と圧巻の数字。更に空中戦も"70"と高さでもプレミアトップレベル。

スタイル(画像右上)に目を向けるとリンクアップが主で前進方向へのロングボールは少なめだがプレーの安定度合いはピカイチ。そして何より彼の最大の武器は超ロングキャリーであり、その数値はプレミアトップ。

簡単にまとめると、成功率の高いショートパス主体で前にスペースがあれば一気にキャリーをして、タックルするよりは幅広いエリアへ顔を出しながら、限られたタックル機会での対人性能はリーグトップレベル。もちろん空中戦もトップレベル。そして決定力もトップレベルと、まあ言うこと無いんですよね。もちろんポジショニングがーとか、色々言われる部分はあるんでしょうが、個人のクオリティに限ってはこんなに素晴らしい選手を抱えられるアーセナルはつくづく素敵だなと思うんです(シティじゃなくて本当に良かった)

じゃあそもそもハマーズ時代のライスはどうなんだい!?

って声が聞こえてきそうなので

22/23のライス(ウェストハム)

実はスタイル的にほとんど変わってないんですよね。なのでひとまず分かることとしては…


・ライスは何も変わってない

ただそれだけです。はい。
敢えて少し変わったところとしてはハンターとしてのジョブが増えた感じはしますね。選手個々のクオリティはアーセナルの方が高い(悪く思わないでね)ので、ライスも安心して奪いにいけるのかもしれないです。




次に…

22/23 トーマス


今季はRBで台頭か?と思われた矢先の怪我で全く出場できていないトーマス。対象は
22/23シーズンですが、どうでしょう。まずライス対比でxGへの貢献度合いは高いので、より得点に絡めるタイプではあります。空中戦はリーグトップレベルで保持の対人も上位。ただ非保持の対人は平均以下であり、非保持のクオリティ不足にも影響している感。
スタイルを見ていきましょう、全体的にほぼ平均的な出力となっています。シュートも敵ボックスタッチも前進パスも平均的。つまりはプレミアのDMとしては平均的にシュートを放つし、平均的に相手陣内に入ってくる(セットプレー含)、そして相手のゴールに近づくパスを平均的に刺しこんでくる。リンクアップとキャリーが多めなのはライスと似ていますが大きく異なるのは保持でのxG関与、つまりライス対比でより得点期待値に関与できているのがトーマスです。ただその反面、非保持のクオリティは怪しくてxGA(被得点期待値)への阻止率は平均的。一方ライスはかなり飛び抜けてましたね!そしてちゃっかり右下を見ると、オープンプレーでの精度が"19"とかなり低め。アーセナルに来てから宇宙開発事業に携わった成果が出てきてますね💪()



 

22/23 ジョルジーニョ

はい!ジョルジーニョです!まだプレータイム少ないので22/23にしました。さあさあ見ていきましょう!
空中戦はもうハッキリ言います、苦手です。その割にスタイルを見ると空中戦はそれなりにトライしてますが…といった感じ。

意外と思われる方も居るかもしれませんが、試合をしっかり見ていれば分かりますよね、彼はデュエルは強いんです。球際での数値は高めであり、奪い合いのシーンになると結構善戦します。そしてタックルやインターセプトといった意識も実はトーマスよりも高めです。これは何となく分かる感じはしますね。びっくり?なのはxGAへの阻止率が高め。基本ジョルジーニョは対面の相手に対する守備貢献は上位です。ただ彼は運動量に難がある分、ムラっ気に見えてしまいます。これはプレー映像を見ないと分からない部分でもあるので要注意ですね。



エルネニーは割愛します。ここは情を出さずにハッキリと。
こうして現状アーセナルの6番とされる3人の選手を見ていきましたが、共通点はありましたかね?

個人的には
・プレー安定度が高い
・リカバー(インターセプト)意識が高い
・敵陣タッチは少なく、自陣でのビルダー役

こんな所でしょうか。強いて言うならトーマスがライス、ジョルジーニョと比較するとやや毛色が異なるといった印象でしょう。
ライス、ジョルジーニョといったショートパス主体でゲームメイクをしながら、カバーリング力でボールを奪うキャラクターと得点に直結するリスキーであるが効果的な縦パスを供給し、非保持は中央に留まる傾向のあるトーマスとの違いですね。

ではここまでアーセナルの6番を見ていきましたが、ここからは同じプレミアリーグで6番を用いている他のクラブはアーセナルと異なるのか。見てみます。(Wボランチも含)



最初はマンチェスターシティのロドリ

23/24 ロドリ

なんかもう、見方が分からなくてもすごいって感じますよね。いや、本当にすごいんですロドリは。こんなの説明してもあまり意味が無いので簡単に特徴だけ…
・空中戦、対人含めたフィジカルが相当強い
・リンクアップが多めで安定度が高い
・リカバリー意識が高く広いスペースカバー可



23/24マクアリスター

こちらは如何にもリヴァプールらしく、前方へのロングボールが非常に多いリスキーな供給者タイプ。ただそれでも非保持の属人性やカバーリング意識は非常に高く、タックル力は弱いがそれを運動量でカバーしている


23/24ビスマ

こちらはビスマ。彼も非保持時のプレイヤーへのチャレンジも多いが、それ以上にカバーリング意識が強い。またリンクアップメインで安定度は高め


23/24カゼミロ

こちらは一変してリンクアップではなくロングボール型、ただ非保持意識はカバーリング意識が高め


23/24ギマランイス

こちらはなかなかに特殊。非保持時の守備機会は多いものの、タックルやカバーリングといった守備アクションは少ない。



ざっとですが振り返ってみると、ロドリ、ビスマが同じタイプで、マクアリスター、カゼミロ、ギマランイスが同じタイプですかね。


ざっくりとしたマッピングですが、アーセナル、シティ、スパーズ型とマンU、リヴァプール、ニューカッスル型。

23/24保持率ランク

当たり前の話かもしれませんが、今季のプレミアリーグの平均的保持率に沿った結果になりましたね。1位はブライトンだったんですね、すごい。というわけでブライトンの選手を見てみると


23/24ギルモア

非保持感覚はリカバリー型で、リンクアップと前進パスは共に59。一瞬異色型?とも思えますがプレーの安定度は高く"83"となってました。






まあ、そりゃそうだよね。保持率高いチームに入ったらロングパスよりショートパスの方が増えるって意見がありますよね。

ただそこで使えるのが"Ball retention"
散々プレー安定度とかって自分が言ってた数値です。基本ここが上位に値すればパスの成功率が高いことを示すので、仮にロングボール意識が高い選手だとしても"Ball retention"の数値を見ることでポゼッション型となるチーム(アーセナル、シティ、スパーズ)での適応が可能かどうかは検討することができるかもしれませんね👀

そうやって考えてみると…ビスマってスパーズに加入した昨季はハッキリ言っていいパフォーマンスはなかったように思いました。

22/23ビスマ

非保持のクオリティが"2"なので、とにかく低いです。スタイルを見るとリンクアップ超特化で"Ballretention"は高い。
ここで見るのは"Disrupt"(非保持1分に於けるタックルやスライディングといったホルダーを妨害する行為)"Recover"(非保持1分毎のインターセプト)が共に低いことです。

22/23保持率

昨季のスパーズは保持率が低かった。守備の機会、つまり非保持の時間は多かったかもしれませんが、ビスマの良さは身体能力を活かした幅広いスペースのカバーリング力、それを発揮しづらい環境に合ったと考えれば、保持率が向上しハイラインとなり、より幅広いスペースを任された今季、パフォーマンスが向上していることを見ると一概に決めつけることはしませんが、カバーリング力と安定的なパス供給力を活かしているのかなと思いました。


なんかもう超久しぶりにnoteなんて書いてみたので、脈絡もありませんし、言いたこともまとまってませんが、

保持率を高めて前線に人を多く配置するアーセナルに求められそうな6番は、カバーリング意識が高く、安定的なセーフティパスを出せるフィジカルに長けた選手なんじゃないかなと思いました。


じゃあさ、その選手ってどんな選手だよ!ってただの素人に興味を抱く人がいるとは思ってませんので、皆さんで考えましょう!(もしちょっと需要があったら、書くかも…しれない)


やっぱり文字打つのは疲れるね。笑


https://smarterscout.com/

この記事を気に入ってくださったら是非フォローやシェアをお願い致します。 更に気に入って頂けたなら私が好きな駄菓子をご馳走してください。