流行がファッションにもたらす影響。ちょっと言いづらい事言います。

どうも初めまして、ゴロと申します。
今回はファッションの流行について話していきたいと思います。「ブーム」という言い方のほうが分かりやすいでしょうか。今回はその類の話です。

今回話したい内容は、私が主観的にはなりますが、ファッションの流行に感じる違和感についてです。

はじめに大雑把に最近の流行を説明をします。「トレンド」という言い方も出来ますが、これから話す中で、トレンドとは多少ニュアンスが異なる部分もありますので、今回は流行という言葉を使わせていただきます。
まずここ数年の流行りは、スポーツミックスから始まり、大々的にストリートが盛り上がりました。ここで、みなさんご存知の通り世間的にはまた「スニーカーブーム」が始まりました。
そして、流行というのはグルグルと回り続けるもので、2020年の春夏のコレクションから段々と変化が訪れます。ストリートの流行の反動で「モード」が少しずつ表れはじめました。各ブランドのルックを見るとテーラードスタイルを提唱しているブランドが多く見られています。これからどんどんモードの盛り上がりが予想されます。

前置きはこれぐらいにしておきます。それでは今回の本題に入ります。
私が感じる違和感についてですが、それは簡単に言うと、ユーザーの多くが似たような系統・スタイリングになる事です。これは、ストリートのブームの際にも感じましたし、今現在も感じることはあります。うまく1つの言葉に収める事はできませんが、違和感を感じます

どういう面に違和感を感じるかというと、たくさんのユーザーが似たようなスタイルなのに対して「コレが流行っているからコレを着よう」というマインドで服を着ているんじゃないかという事です。自身が着る服の選択に意思がそこまでない、ある種の思考停止のように思います。ここ最近で言うとテーラードスタイルが流行ってきて、セットアップでスタイリングを構築する人が増えてきたと思うのですが、その着こなしも多くのユーザーが同じように見えたりする事です。セットアップなんかは、それである程度スタイリングが完結する特性もあるため仕方ない部分もあるのですが。「服が好き」と言っている人の中にもそういう人が多数いる事に私は違和感を覚えます。
まあ着る服なんて本人の自由ですし、あまりこういう考えを持ちすぎても良くないとは思いますが。

そして、先に述べた内容の続きのような感じにもなるのですが、バックボーンなどを全くなしに着ている人も多いと思います。スニーカーブームなんかがまさにそうだと思いました。皆がレアスニーカーに飛び込み、バッシュ、またはそれにルーツを持つスニーカーが人気を博しました。私自身バスケットが好きというバックボーンがあり、それが履くシューズなどに影響している部分があるのですが、最近流行っているレアバッシュを良く履いている知人に、バスケットの話をしたりすると、全くバスケットには興味が無かったり、買った理由は「流行っているから、みんな履いているから、かわいいから」、そんな事も多くあります。だからといって私も自分の知識もたかが知れているので彼らに何も批判的な気持ちを持ったりはしませんが、その光景に愕然とはします。


長くなりましたが、以上が私の意見です。
ファッションはあくまで楽しむ事が大事ですので、知識やバックボーンなどはより楽しむ上での一種のオプションのようなものにはなりますが、持っていた方がよりファッションを楽しめるかなとは思います。


お読み頂き有難うございました。