見出し画像

コース図付き 電流イライラ棒 主要6コース解説

電流イライラ棒。テレビ朝日系列『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これが出来たら100万円』のメイン企画であり、1995年から数年間、日本を席巻した棒通しゲーム。棒を通すだけ。ただそれだけの競技に日本中が夢中になり行方を見守っていた。大小様々な玩具が発売され、景品ゲーム・体感ゲームのエレメカも制作。アーケード(ネオジオ基盤)・PC・64・PSと4度のビデオゲーム化。棒通しが。

そして過剰すぎるだろ削れよと言いたくなるwikipediaの熱心な記述。しかしながら、コース図を掲載したサイトは存在しない。正確には現存しない。

番組本編の動画は度々YouTubeに上がっているが違法アップロードの常で定期的に一掃される。
そして10年前は2つほどイライラ棒のコースマップを掲載していたサイトがあったが大本のサイトが相次いでサービスを終了しネット上から姿を消してしまった。もはやイライラ棒のマップを合法的に確かめる術はゲーム版くらいしかなくなってしまった。

しかし、64版は雰囲気の再現は優秀だがコースマップの再現度は至らなぬところがある。PS版は「完全再現」を謳っているが更に完成度が低い。マイナーなPC版は結構がんばっているがリターンズが収録されていない。このまま行くと日本の一時代を彩った名作競技が誤ったイメージで広まってしまう。

今のうちに正確なマップを作らなければなりません。全然世代じゃないけど。なんか惹かれて仕方がない…


【共通ルール】

直径3cmの電極棒「イライラ棒」を握り、銅製の針金で作られたコースフレームの中に入れ制限時間内にゴールまで持ち運ぶ。無事に抜けることができれば100万円。
フレームには高圧電流が流れておりフレームに接触すると激しく火花を散らした後に火薬が爆発し煙が上がる。時間切れの場合も同様。
この際に危険ということで挑戦者は手袋に透明ゴーグル、耳栓の着用が義務付けられている。
テレビだと制限時間が残り10秒(初代および前半のウッチャンゾーンの場合は5秒)を切るとカウントダウンの警告音が鳴っていたが、これは編集による後付であり挑戦中は聞くことが出来ない。故に制限時間に大きな余裕があるにも関わらずに焦って凡ミスで失敗する挑戦者が後を絶たなかった。
攻略すると他の企画と同様にスタジオに招かれウッチャンナンチャンや柳沢慎吾などと対面しトークをする事ができた。

チーフプロデューサーは澤將晃。コースデザインは美術の綿貫冬樹(ファイナルまでは確定。リターンズ・USAは不明)。
原案は三木康一郎で、海外のゲームセンターで見た棒通しのゲームを「大型にしたら面白いだろう」と思い、番組立ち上げ時に提案した。ちなみに海外でこの手のゲームは針金を曲げただけのコースにリング状の棒を通すのがメジャーだが(かつてバンダイも「タッチショック」として販売)、日本と翻訳版が放送された中国・台湾では2本の針金の間に棒を通すものがメジャーであり完全にイライラ棒の影響である。

当初は「人間の集中力の限界を試す超難関の実験装置」という扱いだったが、徐々に擬人化されていき「地球侵略を目論むイライラ棒一族と阻止のために立ち上がった挑戦者」という、よくわからない構図が形成された。

コース全長の公称値は初代が10m、スーパー以降は15mで統一されている。

コーナーの終わりには「◯◯イライラ棒 チャレンジャー大募集」というテロップが決まって挿入されるが、オーディションやスタジオ収録なども存在するため応募から収録までのラグが結構あり、攻略のタイミング次第では何の前情報もなしに次の代の挑戦に回されてしまう

爆裂電流イライラ棒

『人類の限界を試す究極の実験装置』

記念すべき初代イライラ棒。略称は爆裂ではなく専ら「初代」と呼ばれていた。正式なコーナータイトルは「爆裂電流イライラ棒 30秒で出来たら100万円」。炎のチャレンジャーの放送初回から登場している。
最初の挑戦者は女子プロレスラーのブル中野。結果はウッチャンヘアピンで爆死。
全長10メートルのコースを制限時間30秒で攻略することが求められ、後代と比較して制限時間の割にロングコースで集中力以上にスピードと度胸が要求された。よく「後代と比較して道幅が広い」と言われたりするが、実はそこまで広くない。特にN字の入り口は4.5cmと公称された。
前半は「ウッチャン」のUにちなみ曲線、後半は「ナンチャン」のNにちなみ直線だけで構成されており、この特徴は例外が生まれながらも基本的に「リターンズ」まで受け継がれる。
放送9週目に188人目の挑戦者である空手家が26秒で攻略し陥落した。好記録を出した挑戦者は再挑戦することがあるが、この空手家は前にも制限時間6秒残しでゴール手前30cmの所で失敗しており、唯一再挑戦で陥落した代でもある。
コースの外周に赤ランプが設置されており棒の通過に合わせて点灯する設計だったがこの代限りで廃止になっている。
初代の「イライラ棒」は軽かったらしく、職業柄片手で持ち運ぶ挑戦者も見受けられた。

総工費は2000万円と紹介され、コーナー冒頭で放送回も(話数単位は「イライラSTAGE Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ…」)唯一カウントされるなど特別扱いされており最初から番組のメイン企画として据えられていた。

キャッチコピーは「人類の限界を試す究極の実験装置、勝つのはどっちだ!?

【コース概要】
①幅30cmのストレート

②ウッチャンヘアピン 
難易度☆☆☆
最初の難関となる大きなヘアピンカーブ。ウッチャンの「U」をかたどっている。意外と幅広で大したことないように思えるが、非常に低い位置まで下がる必要があり実に半数の挑戦者がここで失敗した。制限時間が厳しく急ぐ必要があるのも難易度に拍車をかけている。

③ナンチャンカーブ
難易度☆☆☆
ナンチャンの「N」をかたどったコースの中央にクランクが設けられた2つ目の難所。入り口の直線は4.5cm。
実況ではN字全体をナンチャンカーブと呼んでいたが狭義ではクランクのみをナンチャンカーブと言う。
最上部は2mを超える特大サイズのため組み立てが難しいのか、収録の度にNの字が斜めっていたり中央のクランクが歪んでいたり広さがまちまちだったりと安定しない。

スーパー電流イライラ棒

『人類を襲う究極の実験装置』

初代イライラ棒の陥落と同時にお披露目された2代目イライラ棒。制限時間が60秒と倍になりコースが前半の「ウッチャンゾーン」後半の「ナンチャンゾーン」に分かれた。全長は15m。
ウッチャンゾーンは30秒以内で攻略しないと失格となる。前半・後半の間は休憩ポイントになっておりタイマーがストップ。好きなタイミングでナンチャンゾーンに入れる。
立体カーブ(番組では『3次元カーブ』と呼称、通称"ひねり")が初導入され、あまりの難易度で失敗する挑戦者が続出。12週目にフリーターが56秒で攻略したが、失敗した挑戦者の数は激増し500人以上が散っていった。
人類vs機械という設定が強調され始めたが、擬人化はまだされていない。

「勝つのは人か、機械か!?」というナレーションが登場し、放送中に「勝つのは人かマシーンか!?」というキャッチコピーが完成し末代まで使用される。

登場初回のゲストチャレンジではウッチャンうずまきの上部が凹んだように歪んでいたり、カーブひねりが角ばって曲がっており仮のような姿だった。コース紹介も全てイラストで紹介されるなど明らかに未完成だった。

【コース概要】
①スーパーウッチャンヘアピン
難易度☆☆☆
ウッチャンヘアピンの進化版。大幅に細くなった。
単純に見ると難易度が跳ね上がってるように思えるが、ウッチャンゾーン・ナンチャンゾーンに分かれて制限時間にある程度の余裕が出来たため時間をかけて通過する事が可能で難易度はそこまで変わっていない。むしろ失格になる挑戦者は減った。

②ウッチャンうずまき
難易度☆☆☆
徐々に道幅が狭くなり、中央で時計回りから反時計回りに変わる渦巻き型のコース。単純ながらテクニカルな動きが要求される。

③ウッチャン奥の細道
難易度☆☆☆+
低い位置にある幅5cmの一本道。慎重に行き過ぎると大きくタイムロスし後半の攻略が厳しくなる。屈みながら移動する必要があり棒の安定が難しい。

休憩ゾーン
一息つくことが出来る休憩ポイント。ナンチャンゾーンには好きなタイミングで入る事ができる。ここの導線には透明なテープが巻かれており接触させても爆発することはない。

④ナンチャンいろは坂
難易度☆☆+
直線のつづら折りを2往復半して下るコース(5段)。2段目、4段目はやや細道になっている。難易度自体は大したことがないがスピードを出しすぎて2・4段目や折り返し地点で接触する挑戦者が多かった。ナンチャンゾーンの最初は低難易度コース…というのは伝統として受け継がれることになる。

⑤ナンチャンカーブひねり
難易度☆☆☆☆
初の立体カーブを取り入れた最大の難所。Nをかたどったコースの中央に手前方向のひねりが存在する。さらに道幅も先代より狭くなっている。あまりの難易度でナンチャンゾーンまで到達した大半がここで失格。視聴者のクレームが殺到したらしい。初導入の「ひねり」で設置が難しかったのか時々組み立てが甘く若干道広で簡単な回もあった。

⑥ナンチャンフラッシュ
難易度☆☆☆
稲妻のマーク⚡を象ったコース。接合部が極端に狭く1つ目は斜め下に、2つ目は真下に抜ける。

⑦プロデューサー澤 つながり眉毛コーナー
難易度☆☆☆+
番組プロデューサー・澤氏のトレードマークである繋がり眉毛をモチーフにしたカーブ。このコーナーが存在しなければ4週目にしてビリヤードプロに攻略されていた。コース紹介では取り上げられず、ビリヤードプロが爆死した際に「隠れキャラ」として名前が明かされた。「奥の細道」と同じ高さに配置されており、これ自体もかなりの難易度だが、たどり着くまでが困難で前述のビリヤードプロと攻略者のフリーターしか到達していない。(追記 11週目であと1人居たので計3人)
なお、澤氏は現在テレ朝の子会社であるテレビ朝日メディアプレックスの代表取締役を努めている。

ウルトラ電流イライラ棒

『悪魔が作り給うた究極の試練』

スーパー電流イライラ棒の陥落と同時にお披露目された3代目イライラ棒。電動トラップが初搭載された。また、ウッチャンゾーンの第2トラップで分岐が始まった。細かい変更点だとナンチャンゾーンのゴールにも棒センサーが導入された。
制限時間はトータル60秒で前半のウッチャンゾーン・後半のナンチャンゾーンに分かれるなど基本ルールはスーパと同一。
18週目にパン職人が59秒で攻略した。さらに陥落から「ファイナル電流イライラ棒」登場までの間に放送された27時間テレビにおいてメイン企画として丸ごとウルトライライラ棒が復活し芸能人限定で挑戦。西武ライオンズの伊東勤が見事攻略し攻略者が2名いる。
「ガキチャレ」と称した小学生限定SPでも登場し、コース全体が30cm低く作られた特別仕様まで制作されるなど色々と話題の多い代だった。
難易度についても、後代で行われる過剰な難易度低下も行われずに18週もの間100万円を守り抜くなど絶妙な調整で最高傑作と名高い(要出典)。
「イライラ棒一族」というワードが初登場した。
歴代でも屈指のナンチャンゾーンがロングコースの代であり、他の代ではウッチャンゾーンは20秒でクリアすれば上々だったが、ウルトラでは20秒クリアは必須、できれば15秒というスピードクリアを要求された。

【コース概要】
①ウルトラウッチャンヘアピン
難易度☆+
更に急カーブになったウッチャンヘアピン。なぜか道幅が広がっており、急カーブになった事で円も小さくなり難易度が下がった。放送初回から減速されること無くスイスイ通過され、特に難所になっていなかった。しかしながらたまに引っかかる挑戦者もいた。

②ウッチャン風車(かざぐるま)
難易度☆☆☆→☆☆☆
針金で作られた8枚羽の風車が3基回っているトラップ。上と左下が時計回り、右下が反時計回りで若干角度が異なり左下と噛み合っている。
上への風車への移動が難しく、噛み合っている事から右下へ入るのは容易だがこれは番組が仕掛けた罠である。
放送初期と後期で比較する回転のスピードが遅くなっているが、難易度への影響はあまりなかった。

③ウッチャン奥の細道
難易度☆☆+
上の風車に移動すると現れる細道。先代より高い位置になったので目線を合わせることが可能となり難易度が下がった。到達が難しい。
放送初回(紹介を兼ねタレントだけが挑戦する#0)で柳沢慎吾が初見でこのルートを成功し「先生」の名を確固たるものにした。

④ウッチャン中山道
難易度☆☆☆+
右下の風車に移動すると現れるグニャグニャカーブ。ヘアピンを乗り越え細いカーブを進む必要があり難易度が高い。
ウルトラウッチャンヘアピンより明らかに難しい。放送初期は噛み合っている風車に誘導されて入ってしまう挑戦者が多かったが番組後期になると危険という認識が広まり選ばれることは少なくなった。

⑤ナンチャンエレベーター
難易度☆
縦のつづら折りを2往復半する。ナンチャンいろは坂を縦にしたような物だが幅広で縦移動は簡単ということもあり失敗したのは「ガキチャレ」の小学生1人だけ。

⑥ナンチャンプレス
難易度☆☆☆☆?→☆☆☆+
4基のプレス機を模した障害物がピストン運動している。当初は奇数列と偶数列でプレスの速さが異なり通路が出来る一瞬を見計らい小さな待避場所から次の退避場所に移動するという見た目にも難しいトラップだった。これも挑戦2回目(しかも一般人挑戦初回のゲストチャレンジ)で柳沢慎吾が突破、スタジオのタレントそして全国民を驚愕させた。PC版や64版のゲームではこちらのパターンが採用されている。

中期からプレスの速さが4基共通となり、常に通路が空いた状態で動くように変更された。これにより4つあった退避場所を使う必要がなくなり、1つも使わずに通り抜ける挑戦者も現れた。難易度を下げる調整と言われる一方で、初期のパターンだと一定周期で全てのプレスが大きく開く事になり横に棒を勢いよく振ることで一発で通過できてしまうという欠陥があったのでそれを未然に防ぐ目的であったとも考えられる。
ちなみに、マウスで好きな速度で動かす事が可能なPC版のゲームだと唯一この抜け方が可能。というかプレスの動きが早すぎて一か八かこの抜け方でしか成功しない。

目にも留まらぬ速さの「マウスゲームコレクション 電流イライラ棒」のナンチャンプレス。
この瞬間に抜ける。Windows10でやっているので環境のせいかもしれない

なお、挑戦2回目で初期挙動を攻略し、その後の一般人挑戦(VTR)でも「ここで退避せず抜ければよかった」とワイプで喋るなど完全にプレスの動きを読んでいた柳沢慎吾は一般に簡単とされる挙動変更後に失敗している。もしかしたら難易度は大差なかったのかもしれない。

⑦ナンチャンカーブ2回ひねり
難易度☆☆☆+
先代より更に立体カーブが1つ増えた。まず手前に棒を曲げ、上に向け、再び手前に戻して抜ける。ひねり方は複雑になったがコース幅が若干広がった事で難易度は低下した。制限時間に余裕があるにも関わらず、焦ってミスする挑戦者が目立った。あと隣にプレスがある関係ですげぇフレームが揺れる。

⑧プロデューサー澤の剃って細くなったつながりまゆげコーナー
難易度☆☆☆☆
コースの最後に設けられた難所。先代より大型になり、それでいてコース幅は4.5cmと狭く、手間方向にひねりまで加えられた。
そもそも3人しか到達できなかった先代とは異なり、何人もの挑戦者をここで葬り100万円を守り続けた(多分7人)。
後のファイナル電流イライラ棒攻略者(ウルトラの予選で圧倒的な成績を残しスタッフから攻略の大本命とされていた)や柳沢慎吾もここで失敗した。

ファイナル電流イライラ棒

『人類を襲う最後の悪魔』

人類最後の戦いと称され、明確に「人類殲滅・侵略を目論むイライラ棒一族と人類の戦い」である事が強調されている。
ナンチャンゾーンの後に「デンジャーボックス」が追加され、その中に納められたイライラロボを30秒で攻略する必要がある。イライラロボが登場してからはレコードホルダーの記録を「墓碑を刻む」と表現した。
回を追うごとに難易度が落とされ、初期と後期で難易度がだいぶ違っていた。22週目にホテルマンによって攻略。最終回のゲストチャレンジでは加藤茶がイライラロボ眉毛を攻略した瞬間にタイムアップという非常に惜しい記録を出した。

①ファイナルウッチャンヘアピン
難易度☆☆→☆+→☆☆
幾度となく挑戦者を苦しめた「ひねり」を導入したウッチャンヘアピン。道幅もかなり狭くなっており「恐るべき進化」と紹介された。
これだけ聞くと難しそうだが、しゃがむほど低くなる必要があった先代のヘアピンとは異なり腰を曲げる程度で済む上に目線を合わせる事が可能だったので難易度は低かった。それでもウルトラよりは難しく、道幅が狭いため減速は避けられない。
しかし中期には道幅が広がりノンストップで通過する挑戦者も見受けられたが、なぜか後期には再び初期相当の幅に戻った。もともと簡単な箇所だったので大きな影響は無いが難易度が一度下がって元に戻った珍しいトラップ。

②ウッチャンスリーセブン
難易度☆☆☆+→☆☆+
ストットマシンを模したドラムが3基回転している。横から見ると三ツ矢の形に3箇所通路が彫られている。左と右が上回転、中央が下回転。右のドラムは若干通路が狭い。当初は一周9秒の速さで回っており難易度が高かったが、後に12秒に減速した。初登場時のゲストチャレンジでは1人も成功しなかった(久本雅美が3つ目のドラムの出口で接触し惜しくも失敗。柳沢慎吾は不在で翌週初見クリア)。

③ウッチャンギロチン
難易度☆☆☆+→☆☆+
上に進むと現れる。ウッチャン奥の細道に前後に揺れるギロチンが追加されたようなもの。当初は道幅がかなり狭く、ギロチンの待機中や抜けたときにフレームに接触するケースが多発。さらに細道のためスリーセブンから入るときの接触も多かった。後に1センチほど拡張され、たかが1センチだが難易度が大幅に下がった。

④ウッチャン動く歩道
難易度☆☆☆+→☆☆☆
下に進むと現れるトラップ。下のフレームがプレスのように上下に動いている。明らかにギロチンより難易度が高そうで尚且つスリーセブンから入りづらい構造だったので選ぶ挑戦者は稀だった。しかし初期タイプの非常に道幅の狭いウッチャンギロチンと比較すると特段難易度が高いとも言えず、敢えて選ぶ価値もあったと思うがシリーズ後期になるとウッチャンギロチンの道幅が広がってしまい完全に選ぶ価値がなくなってしまった。
ちなみに後期になると地味に動く歩道も速度が低下している。

⑤ナンチャン迷路
難易度☆+→☆+
その名の通り簡単な迷路コースだが毎回経路は固定であり、予習をしていれば特に難しくはない。正解のルートは2通りだが、放送6週目からから棒が1箇所外れて3通りになった。ファイナルで最も簡単なトラップではあるが、緊張からか迷路を間違える挑戦者も意外に多く、初代イライラ棒の攻略者や
芸能人の中でイライラ棒を得意とした飯島愛もここで失敗した。

⑥ナンチャンローラー
難易度☆☆☆☆+→☆☆☆+
6枚の円盤が進行方向に向かって運ばれてくるトラップ。ローラー同士の隙間をぬって3つある退避場所を上手く移動する。3つ目の退避場所は距離が伸びている上にローラー同士の間隔は不揃いのため、タイミングを誤ると大きくタイムロスする。2つ目から3つ目の退避場所に移ることが出来るローラーの間隔は2箇所のみで、しかもその内1箇所は非常にシビアな設定になっている。休憩所に居る間もローラーは動いているので、タイミングを見図ることでロスを減らせるが、実際に挑戦した人によると「テレビで見るのとやるのとでは大違い。どのローラーも同じ間隔に見える」との事で一筋縄ではいかない。
初期は4つ角を勢いよく曲がっており難易度が高かった。具体的には初期は角を曲がるのに0.4秒、後期は0.8秒の設定。これにより当初は「3つ目の退避場所」への移動が非常に困難だった。ちなみに角以外の移動速度が変わっておらず、どうやって調整してるのか未だに分からない。

⑦ナンチャンムーンサルト(月面宙返り)
難易度☆☆☆☆→☆☆☆+
先代よりさらにひねりが増えて合計3回ひねる。もう「N」の字がだいぶ崩れてしまっている。まずは下に棒を入れ、右上、上、右下、手前へと棒を動かす。複雑すぎて死角が生まれるので非常に難しい。後期は一見すると分からない程度に道幅が広がっている。

⑧イライラロボ
ウッチャンゾーンまでを60秒以内に攻略すると「デンジャーボックス」が開き現れるイライラ棒一族の王。黄金の玉座に座りチャレンジャーの命を奪う。プロデューサー澤氏がモデルで、コースも澤(SAWA)のS字になっている。制限時間は仕切り直しで30秒。初到達の中学生はナンチャンローラーで大幅にタイムロスするも凄まじい速度でムーンサルトをクリアし、59秒台後半で滑り込み挑戦。これにはスタッフは想定外の事態だったらしく、ナンチャンゾーンクリアから8時間ほど待機時間があっての挑戦となり、本人は「中が空だったんじゃないか」と予想していたという。実際放送の編集も間に合わなかったのか、イライラロボ挑戦初回のみコース図が凄まじく出来が悪かった。

【コース概要】
●イライラロボ右手
難易度☆☆☆+
右手が上下に動いている。右手が上がった一瞬を見計い棒を下に傾けて抜けるのが正攻法。
初見では手が下がった時に抜けたくなるが、この方法だと非常に難しい。初到達した中学生は下がった時に抜けようとして失敗した(最終回で再び正攻法でリベンジするがまたも右手で失敗)。
右手の下には待避場所が存在するが非常に狭く猶予はほとんど無い。罠に近い。初めて「まゆげ」出口まで到達した整備士がこの方法で抜けたが、柳沢慎吾と松尾伴内は待避を試みて失敗した。

●イライラロボ左手
難易度☆☆☆+
左手が前後にチョップを繰り返している。手が体の方に引っ込んだ瞬間に抜けるのが正攻法。
これも初見では攻略法を見出すのが難しく、初到達した挑戦者は手が前に出ている時に抜けようとして失敗した。ただし右手と異なり突破も不可能ではなく、実際に手前に出た時に抜けた挑戦者もいる。
地味に通路が入り口と出口でズレているのも難しい。

●イライラロボまゆげ
難易度☆☆☆☆
100万円を阻むラストトラップ。非常に道幅が狭く、それぞれの眉毛には中央に回転軸が入っており揺れ動く。左眉には僅かに手前方向のひねりまで入っている初見殺しもあるが、コース図でもご丁寧にひねりが表現されている。

電流イライラ棒リターンズ



『人類を襲う悪夢の再来』

「イライラ棒一族の最終兵器」「死の棒」と称され、もはや遊びではない超難関コースになってしまった。初のギミックとしてエレベーターを導入。ナンチャンゾーンに入ると自動的に上下移動し難易度を跳ね上げている。これにより全てのトラップが稼働式になってしまった。さらにナンチャンゾーンの後にはロボットが2体と、常軌を逸したボリュームである。20週目に室内装飾業の職人により陥落。これで100万円は割に合わなすぎる。…と思いきや稼働トラップのスピード低下が更に露骨になり、加えてコースフレームの幅も露骨に変更されるようになり、初登場時と陥落時では別物と言える難易度になってしまった。「イライラ棒」自体も豪華な仕様になり、さらにコードも長くなったためメチャクチャ重かったらしい

「攻略された」というより「攻略させた」というのが正しく、後年になって出演した一般人から「今週はここまで進ませたいからナンチャンゾーンまでは好きなだけ練習していい」といった演出があったことを暴露されている。(ただし、スーパーやウルトラ時代にもシリーズ序盤は「数秒コース全体を見せるだけ」、終盤は「近くで観察させる」という方法で挑戦者のレコードを調節していた模様。後者は実際にTVで放送されており、ゲストチャレンジに至っては棒を通すテストプレイまで行う様子が普通に流れていた。)

しかしながら難易度を落としたとは言え、それでも先代と比べて高難易度だった事は明らか。事実スタジオの芸能人が挑戦するゲストチャレンジでは「ファイナル」の場合、自力でイライラロボまで柳沢慎吾・松尾伴内・加藤茶と到達し、中期以降なら初挑戦のアイドルでもナンチャンゾーンまで進むことが多々あった。ところがリターンズの場合、そもそもナンチャンゾーンに進めたのは柳沢慎吾だけで結局1人もイライラロボ夫人にすら到達せずに最終回を迎えた。組み立てが超面倒だからか後期になると「一般挑戦者とタレントの差が開きすぎた」という名目でゲストチャレンジもなくなった

初代ですら公称2000万円の巨大なセットだったのに大量の電動トラップ、昇降機、昇降機設置に伴うウッチャンゾーン用の足場、高さのある支柱、2体のロボット、バカでかい蜘蛛みたいなオブジェ…と組立/分解の労力は凄まじく、これだけ大掛かりにも関わらず「ウルトラ」と大差ない20週で攻略されたのは「もうこんなもの組み立てたくねぇよ!はやく終わってくれ!!」というスタッフの苦悩もあったのかもしれない。
実際にリターンズを攻略した挑戦者はその日の収録で40人中で39人目であり、スタッフから「もうセットをバラしたくないから攻略してください」と祈るように語られたという。ここまでヤラセと取られかねない演出をしながらTAKE2での攻略をさせなかったのは流石に矜持があったか。
この時期になると海外でも注目の番組になっており、各トラップの名前が英訳されていたりデンジャーボックスに繁体字が書かれたりと輸出を視野に入れたデザインになっていた。

実際に上記のコース図は物凄く手間がかかり、初代・スーパーはそれぞれ数時間、ウルトラは1日、ファイナルは3日で仕上がったがリターンズは1週間以上かかりそうでぶっちゃけ手を抜いて雑になった。ごめん。

【コース概要】
①ウッチャンヘアピンリターンズ/UCCHAN HAIRPIN RETURNS
難易度☆☆☆☆→☆☆☆
最後にして最強のウッチャンヘアピン。上部のフレームが可動式になっており上下にプレスするような動きをする。その上道幅が狭く、低い位置にある。当初は2秒周期で開閉しており、かなりのスピードだったので大半の挑戦者がここで失敗した。後に3秒周期に変更され難易度が下がったが、それでも最終回の特別ゲストチャレンジで柳沢慎吾を葬るなど侮れない難易度を誇る。

②ウッチャン太陽/UCCHAN SUN
難易度☆☆☆☆+→☆☆☆☆→☆☆☆+
イライラ棒史上最強のハイテクマシン。太陽フレアを模して円形に8個並べられたプレスが交互にピストン運動しながら反時計回りに回転している。
下側から抜けることはストッパーが設置されており不可能で、挑戦者はプレスが引っ込むタイミングを見計らい時計回りに1コマずつ棒を止めてリズミカルに抜けるしか無い。
当初は回転が速く13~14コマの移動が必要だったが、5週目からは遅くなり9~10コマで抜けることが出来た。更に後期は入り口の幅が広げられた。しかしそれでも難易度が高い。
高度な技術で機械制御されており、挑戦者が棒を接触させるか攻略した瞬間に安全対策で即座に全てのコマが引っ込む。

③ウッチャントルネード/UCCHAN TORNADO
難易度☆☆☆+
太陽から上ルートを選ぶと出現。細道にバネ状の螺旋が追加されているトラップ。螺旋の回転に合わせて棒を動かす必要があり難易度が高い上に強制的に約8秒間のタイムロスが発生する。そのため制限時間次第では入った瞬間に失格が確定する。放送初期は攻略法が未確立な太陽の恐怖から逃れるために一定数選ぶ挑戦者が居たが後期は全く選ばれなくなった。

④ウッチャン無鉄砲/UCCHAN RECKLESS
難易度☆☆☆☆☆→☆☆☆☆+
下ルートを選ぶと現れる0.8秒周期で開閉する細長プレス。
奥の細道の上側が全てプレスになっている様なものであり難易度は言うまでもない。この難関を見事攻略するとウッチャンゾーンに入ってから15秒間の無敵ボーナスが与えられるが、エレベーターでの強制移動のため無敵の恩恵はあまりなかった。放送初期は0.6秒周期で開閉しており、より難易度が高かった。リターンズの一般人挑戦初回ではファイナルでイライラロボまゆげ手前まで到達した大学生が初の挑戦者になり真ん中付近で接触。「無理!」と感想をこぼした。ちなみに、お披露目された時の紹介VTRでは0.4秒周期と更に速く不可能に近い難易度だった
歴代屈指の高難易度トラップであることには変わりないが想像ほど難しくはなく、意外と惜しいところで接触する挑戦者もいた。放送中期に事前に練習した挑戦者によると「10回ほど挑んで成功率は五分五分」だったらしい。
14週目に野球少年が見事攻略し、無敵ボーナスを得た。その際にはコンベアーのフレームにガンガンぶつけまくった挙げ句に棒を一度抜いて飛び越える暴挙に出てカーブ縦式まで到達したが、特にお咎めがなかった(通常この様な事を行うと「ズルはいけません!」とリプレイで叱られる)。ある意味ホントに無敵だった。

⑤ウッチャン意気地なし/UCCHAN COWARD
難易度☆+
ウッチャン無鉄砲の下にある幅広の直線コース。無鉄砲に挑もうとしたが直前で諦めたビビリ用の通路、という事らしいが選んだところで何のデメリットも無いので大半の挑戦者が使用した正規ルート。
入り口には一方通行用の赤いバーが設置されており、一度入ると戻ることが出来ない。無鉄砲のプレスが部分的に噛んでいるので簡単だが入り口は気の抜けないポイント。

●エレベーター
ウッチャンゾーンに入ると同時にパンタアーム式のエレベーターが昇降する。上に10秒、下に10秒、再び上に10秒という動きをするが最上部と最下部に達した際にそれぞれ2秒ほど停止する。エレベーターの動きに合わせて棒を動かす必要があり、それほど複雑ではないコースの難易度を上げている。
タイミングを誤ると厳しい体制を迫られる事はもちろん、逆にスイスイ進んでも待ち時間が発生しテンポ崩すこともある。まれにコースに入れず逆走する挑戦者もいた。エレベーター専用の長いコードがついたイライラ棒に交換して挑戦する。

⑥ナンチャン細道縦式/NANCHAN NARROW PATH LENGTH TYPE
難易度☆+
縦の細道。極端に道が細いというわけでもなく、棒をゆっくり上に持ち上げるだけで簡単に通過できる。
しかし出口でコンベアの動きがあわずに立ち往生するとエレベーターの降下が始まり逆走する恐れがある。柳沢慎吾が実際にそのミスをした。

⑦ナンチャンコンベアー/NANCHAN CONVEYOR
難易度☆☆☆+→☆☆☆+→☆☆☆
左右交互に配置された細長のバーがベルトコンベアで下から上へ運ばれてくる。このバーは当初単なる銅板だったが視認性が悪く間もなく黄色い紙か布が貼られた。
コースの左右には不規則に銅線も配置されており、タイミングよくつづら折りで降下する。
左右の銅線は当初7本あったと言われることもあるが、これはコース紹介時の話であり初めてナンチャンゾーンに達した小学生(アーケード版イライラ棒大会の優勝者)が挑戦した際には既に6本になっていた。後に5本に減った。

⑧ナンチャンカーブ縦式/NANCHAN CURVE LENGTH TYPE
難易度☆☆☆☆☆→☆☆☆☆+→☆☆☆☆→☆☆☆
もはやNの字が完全に崩れた最強のひねりカーブ。「4次元カーブ」と呼ばれていた。初期バージョンはウッチャン無鉄砲以上の難易度と思われる。そして歴代で最も顕著に難易度が落とされた難所である。
当初はかなり道幅が狭く上から潰されたような形状をしていた。それが中期にはやや膨らみ、後期は道幅も広がり、末期には更に道が広げられガバガバになった。
その複雑なひねり方ゆえに設置が難しいのか、難易度調整とはまた違う意図していない形状違いが散見され、毎回形状が微妙に異なっていた。
柳沢慎吾が芸能人で初にして唯一このゾーンに突入した際には後期にも関わらず初期相当の超難易度になっており、突入直後に関係のない奥のフレームに棒の先端が触れてしまった。

⑨イライラロボ夫人/MADAM IRAIRA ROBOT
ウッチャンゾーンを攻略するとデンジャーボックスが上にスライドして登場する。イライラロボの妻であり夫の仇を取るため舞い降りたという設定。

【コース概要】
●夫人 右手
難易度☆☆☆☆→☆☆+
右手が上下に動いている。「イライラロボ」は手が上に来た時に棒を通すのがセオリーだったので、その方法でクリアしようとすると肘が棒に接触しやすくミスを誘う仕様になっている。奥行きを利用したトラップ。登場初回はコースフレームが全体的に前に傾いており、手が上がった時に下抜けを試みると間違いなくミスする極悪仕様だった。完全に「登場初回はここで仕留める」という演出を目的にした初見殺しであるが、始めて夫人に到達した挑戦者は冷静に観察し手が下がった時にクリアした。これには制作サイドもびっくりしただろう。翌週から傾きはなくなった。

●夫人 左手
難易度☆☆
腕の動きはそれほど早くなく、トラップが1つ追加された関係で道もズレていなので難易度は低い。

●夫人オッパイ
難易度☆☆☆
前後に動く障害物が行く手を阻む恐怖のおっぱいピストン運動。
オッパイの下が安全地帯になっており、待機して1個ずつ抜ければそこまで難しくないので安地に気がつくかどうかが攻略の鍵。
初の夫人到達者はオッパイも攻略する大活躍も眉毛手前で爆死。

●夫人まゆげ
難易度☆☆☆
最後はやはり眉毛。ゆっくり動いている。イライラロボから回転軸の位置が変わり、さらに曲線から直線に変わった。ロボより弱体化しているが入り口の手前がやたらと狭く、眉毛自体の接触より待機中のミスが目立った。ウッチャンギロチンと同じパターン。これを攻略すると100万円と思われていたが………

⑩メカ・ウンナンA(エース)/MECHANICAL UNNAN ACE
ロボ夫人を攻略すると照明が暗くなり、エレベーターが降下してデンジャーボックスが右にスライドして登場。イライラ棒一族を影で操る総帥であり、イライラ棒シリーズのラスボスとされる。回転する4つの顔を持ち内村光良と南原清隆の顔が交互に刻まれている。エレベーターで隠れるように設計されていたため多くの視聴者はイライラロボ夫人攻略時点で「完全攻略」だと思っていた。よく見るとイライラロボ夫人の紹介VTRでは「攻略できれば100万円」とは言わず「未来はない」、実況も「30秒でクリアすればオーケーとのことです!」と濁した表現がされていた。

【コース概要】
●ウンナン歯車
難易度☆☆☆☆→☆☆☆+
大小2つの歯車が噛み合っており、歯車の回転に合わせて通過する。ウッチャン風車の高難易度版。噛み合っている部分が難所。
初回は回転が早かったが翌週から回転速度が落ちた。ここでも露骨な難易度調整が行われ、初到達したコックさんは気の毒。とても。

●ウンナンプレス
難易度☆☆☆☆
ウッチャンスリーセブンとナンチャンプレスが合体したトラップ。
回転するドラムの両脇にプレスが配置され交互に上下移動している。待避場所に入り1回だけ訪れるチャンスを見計らい通過する。ドラムの回転に気を取られると待機中にプレスに潰されるなど非常に難易度が高い。また制限時間が残り10秒になった時に鳴るサイレン(後付け)も聞こえないので退避場所に入ったままタイムオーバーする挑戦者もいた。
ちなみに「ウルトラ」のナンチャンプレスはチェーンリフトが動力の見せかけだったが、こっちのプレスはちゃんと空気圧でアコーディオンみたいなパーツが伸縮する。

爆裂電流イライラ棒USA

これだけは1回も動画を見たことがない。いや、確か徹子の部屋のテレ朝50年記念みたいな特番でほんのちょっとだけ流れたが、志村けんのギャグ(ヘックションで即接触)を取り上げたのでコースがほとんど見えなかった。そうだったそうだった…。この画像は…どこだったか10年くらい前に拾った。その設計図しか資料がない。なので不確かな情報しか載せられない。紹介を兼ねたゲストチャレンジ2回、一般人挑戦1回の計3回しか放送されなかった…らしい。高難易度が原因で打ち切られたという説もあるが、ボリューム的にはむしろ「ウルトラ」レベルまで下がっており難易度インフレを対策しているようにも思えるので単純にイライラ棒ブームが過ぎていただけという意見もある。ハリウッド映画にも参加した大道具チームがデザインしたとか何とか。なぜここまで情報がない!?もう大宅壮一文庫に頼るしか無い!?

①ワシントンコーナー
Wの字をかたどったカーブ。

②ラスベカス・スロット
ウッチャンスリーセブンのマイナーチェンジ版。奇数列が上回転、偶数列が下回転。ドラムが4つに増えて絵柄が1個分ずつカクッカクッと回っていたらしい。

③ロッキーマウンテン
ギザギザカーブ。しかしただのギザギザカーブではなく、奥に角度がついておりチャレンジャーが斜め前に動きながら抜ける必要がある。

④マンハッタントルネード
ウッチャントルネードのマイナーチェンジ。縦回転の螺旋を動きに合わせて通過する。ここは先代までの休憩ゾーン的な位置づけで時間無制限(タイマーストップ)だが攻略しないと後半に進めない。

⑤ザ・グランドキャニオン
グニャグニャカーブ。ロッキーマウンテンとは逆に斜め後ろに動く必要がある。

⑥スター・オブハリウッド
左回転する十字の羽と右回転する十字の羽が行く手を阻むトラップ。それぞれ回転のスピードが違うので一瞬生じる隙間を見計らって歯車型に多数用意された退避場所を移動する。一応この入口までドロンズ石本が制限時間ギリギリで到達しレコードホルダーになっていたらしい。

⑦ナイアガラフォール
ナンチャンカーブひねりの流れを受け継いた最終トラップ。非常に道が細く細かいカーブが続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?